Gibsonの中でもコアなファンの多いDOVEで過渡期のヴィンテージ！

Gibsonスクウェアーショルダーではハミングバードと並んで有名なDOVEですが、上位機種での生産数の少なさや凝ったスペックなどから、ハミングバードよりもマニアックでコアなファンの多いモデルかと思います。

また製造年によって細かな仕様変化もあるモデルですが、今回入荷の1969年製は60年代と70年代の過渡期的なスペックを持ち、やや特殊な仕様となっております。

スクエアショルダーで特徴的な絵柄が入ったピックガード等は「DOVE（ダヴ）」らしいのですが、60年代後期のビス止め仕様ではなくもう少し後のスタイルとなっており、ネックも60年代後期のナローネックが終了してナット幅が普通に戻った頃で、ネック材はメイプル3ピースとなっております。
ヘッドのクラウンインレイにiドット無しのヘッドロゴ、TOMブリッジではなくローズウッドのアジャスタブルブリッジ、フェイドしたチェリーサンバースト、平たくて低いフレットなど、過渡期らしい仕様になっております。

いかにもDOVEらしいメイプル材からの野太い響きにヴィンテージらしい枯れた感触が程良く加わり、硬すぎず柔すぎずにパワフル感を持った独特なトーンを持ったギターとなっております。

各部の修理歴はネックヒールキャップ修理、トップセンタークラック修理、ブリッジ浮き修理、ブリッジピン交換などが有りますが、年式の割には比較的に綺麗な表情をしており、お勧めのヴィンテージです！