1960年代に登場したヤマハオリジナルモデル「SG」シリーズ。幾度かの大規模モデルチェンジを経て、1973年頃のSG-30／35からダブルカッタウェイシェイプに至ります。翌1974年のSG-175から現在まで続く伝統のSGシェイプが完成し、多数のバリエーションモデルを輩出してきました。

今回入荷は1977年製の「SG-700」、雰囲気の良い改造個体です。

【ボディ】
全体重量約4.4kg。カラーはヤマハ定番のレッドサンバーストとなります。ボディマテリアルは上位機種と同様にメイプル・トップ／マホガニー・バックです。ボディトップの塗装面は比較的キレイなコンディションをキープしていますが、各所の塗装白濁や傷、打痕の他、金属ーパーツのくすみやヘッド先端の塗装剥がれなど年式相応のダメージが散見されます。

【ネック】
ジョイントはセットネック、マホガニーネックにローズウッド指板の仕様となります。ネック裏には塗装剥がれや白濁など、塗装面のダメージが見られますが大きなへこみなどはございません。フレット／ナットは少々の減りがあるものの演奏性は良好。ナット幅約43.0mm、厚みは控えめですっきりとしたネックシェイプが特徴です。

【電装系】
コントロールはオーソドックスな【2ヴォリューム／2トーン／3wayピックアップ・セレクタースイッチ】に、ミニスイッチがひとつ追加されています。トーンPOTのPush／Pushによるバイサウンドシステムは健在、ミニスイッチはリアピックアップの位相切り替え機能で、ピックアップミックス時にインフェイズ／アウトオブフェイスのサウンドがお楽しみいただけます。ピックアップはオリジナルのセミオープンハムバッカーが2基、パワフルで食いつきのよいハムバッカーサウンドを基調に、シャキシャキと歯切れ良いバイサウンドのシングルトーンも楽しめます。

付属品：ソフトケース