Martin テナーギターのヴィンテージ！

ヴィンテージMartinの中でも、日本ではあまり馴染みが無くレアな位置づけに有るテナーギターの0-18Tです。
基本的には4弦のテナー・バンジョーのプレイヤーが持ち替えようとしたモデルですので、テナー・バンジョーの流れを汲んでチューニングは「C-G-D-A」で使用されますが、シカゴ・チューニングとも呼ばれるギターの太い弦2本が無い4弦とした「D-G-B-E」などのチューニングで使用される事も有ります。

マーチンでは様々なタイプでテナーギターが存在しますが、この0-18T はその中でも良く見かけるタイプかと思います。
基本的にはギターの0-18のスタイルで、スプルーストップにマホガニーのサイド＆バック、マホガニーネックにローズウッド指板というウッドマテリアルですが、23インチスケールの細い4弦ネックと言うのが特殊な仕様です。

特殊なモデルではあり使用には慣れが必要ですが、ヴィンテージのマーチンとしてはかなりお得に入手できるので、この子側で愛らしいルックスからも、マーチンファンにはコアな人気が有るモデルでもあります。

製造年は1965年製でこの時期のマーチン相応に細かな調整がなされており、ナットやサドルの交換、ピックガードの張替え、ブリッジのサドルサイドのクラック修正、ボディのトップ、バックのクラック修正、ボディサイドのネックジョイント付近へのストラップピンの取付など、修理や調整箇所はございますが演奏上は問題ございません。