BOSS
OD-1X [OverDrive]

BOSSが考える次世代のオーバードライブ。

従来の歪みエフェクトの弱点を克服した最先端のオーバードライブ

35年以上に渡って培ったオーバードライブ/ディストーション設計のノウハウと最新技術を注ぎ込んだスペシャル・エディション・モデルがBOSSコンパクト・シリーズに登場。従来の回路設計では成し得ない表現性とレスポンスを実現した最新の歪みサウンドをギタリストに提供します。

OD-1Xは、パワフルなDSPチップとBOSS独自技術のMDPにより、音質・解像度・弾き心地において今までのオーバードライブとは一線を画する次世代の歪みです。透明感のあるクリアなコードサウンドと太く芯のあるリードサウンドを両立。どの帯域でも演奏者のピッキングの強弱に応じた自然なコンプレッション感が得られます。非常にレンジの広いモダン・オーバードライブのサウンドでありながら、リフからソロまでどんなプレイでも存在感を失わない極上のトーンを備えた、BOSSコンパクトのスペシャル・エディションです。

●太く芯がありながらも、レンジが広くクリアなモダン・オーバードライブ・サウンドを両立。
●どの帯域でも演奏者のニュアンスを反映した自然なコンプレッション感を得られる抜群の弾き応え。
●ギターやピックアップのキャラクターを活かしたサウンド・メイキングが可能。
●4つのつまみにより従来のペダルと同様のシンプルな操作で圧倒的に幅広い音作りが可能。
●つまみやパネルにクローム・パーツを採用、ビンテージ・スタイルの銀ネジ仕様と合わせ特別感のある外観に。

◆主な仕様
規定入力レベル: -20dBu
入力インピーダンス: 1MΩ
規定出力レベル: -20dBu
出力インピーダンス: 1kΩ
推奨負荷インピーダンス: 10kΩ以上
コントロールペダル・スイッチ: LEVELつまみ、LOWつまみ、HIGHつまみ、DRIVEつまみ
インジケーター: CHECKインジケーター（バッテリー・チェック兼用）
接続端子: INPUT端子、OUTPUT端子、ACアダプター端子（DC9V）
電源: アルカリ電池（9V形）またはマンガン電池（9V形）、ACアダプター（別売）
消費電流: 45mA
連続使用時の電池の寿命（使用状態によって異なります）: アルカリ電池＝約9時間、マンガン電池＝約2.5時間
付属品: 保証書、取扱説明書、チラシ（安全上のご注意、使用上のご注意、サービスの窓口）、アルカリ電池（9V形）；本体に接続済み
別売品: ACアダプター（PSA-100）

◆外形寸法 / 質量
幅 (W): 73 mm
奥行き (D): 129 mm
高さ (H): 59 mm
質量: 450 g


【試奏レポート！】

伝統のBOSSオーバードライブサウンドを継承しながらも、圧倒的なレンジの広さとローノイズを実現した、まさに夢の「BOSSオーバードライブ」。

「HIGH」と「LOW」のトーンコントロールの効きが非常によく、ギターやアンプ、使用環境に合わせて自在にレンジをコントロール可能。これによりかつてのアナログオーバードライブを彷彿とさせるような中域にピークを持たせたクリーミーなドライブからワイドレンジでふくよかなドライブまで幅広く音作りが可能です。

トーンの効きのよさは場合によっては扱いにくさとなる事がありますが、OD-1Xでは（DS-1Xでも同様）プレイヤーがイメージするサウンドを実現するために一つのコントロールで複数のパラメーターを動かし、「トレブルを下げたら歪みが減ってしまった」「ゲインを下げたら低域が物足りなくなった」などのストレスを感じることがありません。

実際に弾いてみた印象としては、驚くべき反応の速さと歯切れの良さ。
巻き弦にピックがヒットする瞬間の摩擦音からボリュームを操作したときの追従性なども申し分ありません。
良質なチューブアンプに弾き慣れた人であれば充分に納得される事でしょう。
とは言え暴れすぎるようなサウンドにはならず、弾き手のスタイルやレベルに関わらず「扱いやすさ」は群を抜いています。
効きの良いトーンコントロールは弾きながらいじっていくと如実にその変化を感じられ、「サウンドメイクのし易さ」も申し分ありません。スっと思い通りのサウンドにフォーカスできるので環境によってセッティングを変える必要に迫られたときもストレスを感じることは無いでしょう。

クリーンなアンプに歪みペダルとして使用した際には、「HIGH」と「LOW」を上げたワイドレンジなサウンドも、いずれをも下げたマイルドなサウンドも非常に良くハマり、輪郭のクリアなクランチドライブサウンドが心地よい印象でした。
またノイズの少なさも特筆モノで、大音量のアンプに接続した場合でもそれほど気になることはありませんでした。

クランチさせたFenderアンプに使用した場合は、反応の良い機材同士アタックがぶつかって少々引っ込む印象はありましたが、「HIGH」と「LOW」をそれぞれだいぶ下げ目に設定することでクリアな輪郭が生かされたサウンドになり、ブースターとしても非常に優秀であると感じたと同時に、その設定に至るまでが非常にスピーディーで、やはり扱いやすさにおいては非常に好印象でした。

歪ませたMarshallに使用した場合は「HIGH」と「LOW」を下げてレンジをコントロールしたブースト、「HIGH」と「LOW」を上げてモダンなゲインアップをさせたブースト、いずれも嫌なコンプレッションは無くサウンド全体が明瞭になり、こちらでもそのサウンドのクリアさとコントロールし易さが浮き彫りになりました。また比較的ハイゲインな設定まで持っていってもノイズは少なく、レコーディングなどでも今後多く使われていくであろうと感じました。

※取り扱い店舗により、リアルタイムで売り切れの場合がございます。