物理演算が描く、「重み」と「反動」のある音楽的コンプレッション。
『COMPRESSOR』は、ニュートンの運動方程式「F=ma(力=質量×加速度)」の物理演算を用いて、音を「重さを持った物質」として処理する次世代のダイナミクス・プロセッサーです。
従来のコンプレッサーは、設定された数値を元に音量を下げていましたが、本製品は「物体が壁にぶつかり、跳ね返る」という物理現象を処理に応用しています。音の質量(エネルギー)がどのように加速し、どのような反発力が生まれるかを計算。これにより、物理法則に基づいた圧倒的に自然なコンプレッションの両立を実現しました。
◆物理演算を司る「FORCE」と「DAMPING」
コンプレッションの「質感」を、物理的なアプローチで制御します。
・FORCE(力):「力」の強度を制御し、ダイナミクス処理における加速度を設定します。値を上げると叩きつける力の強さが増します。
・DAMPING(制動):物理エネルギーの減衰特性を制御します。1では通常のリカバリー、高い値では高反発のゴムボールを硬質な床に投げつけたような始点以上のリカバリーを得られます。極端な設定により、従来不可能だった特殊なダイナミクス効果が実現可能です。
これらのパラメーターを4つのモード(Standard / Light / Medium / Heavy)と組み合わせることで、透明な処理から、重い鉄球を叩きつけたようなハードな効果まで網羅します。
◆グルーヴに吸い付く「NOTE GRID」と「LOOKAHEAD」
楽曲のテンポに完全同期し、音符単位でタイミングを制御可能。BPMに対して推奨される有効なパラメーター値を2種類から選択することも可能です。また、1.5msの「LOOKAHEAD(先読み処理)」を搭載しており、物理演算エンジンが「これから来る音の質量」を事前に把握することで、急激なピークに対しても物理法則に基づいた滑らかな減衰曲線を遅延を感じさせることなく適用します。
◆KNEEグローライトと波形視認性
中央のメーターには入力(黄色)と出力(緑色)が描画され、圧縮の挙動を克明に表示。また、KNEEノブには「グローライト機能」を搭載。物理演算における「衝突の角度」が最適なレンジに入るとノブが発光し、視覚的にもベストなセッティングへと導きます。
◆限界を超える「EXTREME」と「STB」
「EXTREMEスイッチ」をONにすると、FORCEとDAMPINGの設定範囲が大幅に各ちぃおうされ、破壊的なリダクションが可能になります。その際、不安定になりがちな挙動をワンノブで抑え込む「STB(スタビリティコントロール)」を併用することで、過激ながらも音楽的な破綻のないサウンドを維持します。
※最新の動作環境はメーカーページをご参照ください。