Accountant(アカウンタント)
あらゆるオペレーションには会計士(アカウンタント)が必要です。もちろんあなたのシグナルチェーンだって例外ではありません。 この小さなペダルは、どんなペダルボードのエフェクターたちとでも溶け込みます。そしてあなたのギターシグナルを常にタイトに保つ頼れる、非常に優秀なコンプレッサーです。 微妙で繊細なダイナミクスのコントロールや、押し込めたようなコンプ感を作り出す時にもこのThe Accountantは役立ちます。 ギターだけでなく、ベース、ボーカル、シンセ、さらにはミキシングなど、あらゆる信号で効果的に動作します。インターフェイスは非常にシンプルで、threshold、 compression ratio、 makeup gainを調整できます。
■COMPRESSION(コンプレッション) コンプレッションはダイナミクスをコントロールできるエフェクトの一種です。大きな音と小さな音の差を調節する事が出来ます。信号のアタック(最初の瞬間)が最も大きい事が多く、これによってアンプの音量を上げられないことがあります。コンプレッサーはこのアタックを抑え込むことでアンプの音量を上げる事を可能にし、ギターの信号をより太くする事ができます。コンプレッサーの仕組みは、信号がある一定のレベル(スレッショルド)を超えたとき、自動的に音量を下げます。The Accountantは固定されたスレッショルドが設定されています。またコンプレッションがかかるまでの時間はアタックとリリースによって決まりますが、このパラメーターは5 ms と 500 ms に固定されています。 PAD と RATIO をコントロールする事で、コンプレッションの量を決定します。
●PADを使用してコンプレッサーに入力される信号を減衰させます。信号が大きいほどコンプレッションが強くかかるため、PADでレベルを調整できます。
●RATIOを使用して大きな音をどれだけ圧縮するかを調整します。 例)6:1に設定すると、信号がスレッショルドを超えた場合、入力で6 dB増えても出力は1 dBしか増えません。またthresholdの設定以下の信号にはエフェクトはかかりません。
●VOLUMEを使用して出力音量を調整します。エフェクトの後に設置されているため、コンプレッション効果に影響は与えません。
【サンプルセッティング】 Light Compression (PAD : 0, RATIO : 0) 浅いコンプレッションのためほとんど分からないほどの影響しかギターサウンドにあたえません。しかし音を安定させ、他の楽器と馴染ませ、静かな部分が埋もれないようになります。 Heavy Compression (PAD : 2, RATIO : 2) コンプレッションの効果をはっきりと感じられ、サウンドがリッチに、またドライブが加わり音量も大きくなります。アタックとリリースによるポンピングも得られます。 Limiter (PAD : 0, RATIO : 2) 高スレッショルド・高比率のコンプレッションです。ギターサウンド全体の最大音量を設定したい時に効果的です。
【仕様】 - true true bypass - 1/4 mono input/output jacks - 2.1mm DC connector - 3.7 x 1.5 enclosure dimensions
【技術仕様】 - input impedance 1 MΩ - output impedance 5 kΩ - power supply 9-9.6 VDC - current draw 12 mA - threshold 50 mVRMS - attack time 5 ms - release time 500 ms
【電源について】 本機は、センターマイナス仕様の安定化された9~9.6V DC電源で動作します。本機にはバッテリーは使用できません。