不朽のシンセサイザーSH-2をソフトウェアで
SH-2ソフトウェア・シンセサイザーは、1979年のローランドの名機、SH-2のサウンドを本格的に再現しました。むき出しのビンテージ・トーンで有名なSH-2のデュアルVCOとサブオシレーターという構成からは、図太いベース・サウンドやエッジの効いたリード・サウンド、そして型破りなサウンド・エフェクトが生まれます。
◆1979年のように盛り上がろう
1970年代後半、ポリフォニーと内蔵パッチメモリの開発により、シンセサイザーは大きな変革の時を迎えていました。世界中のシンセメーカーがこれらの新技術の開発を競い合う中、ローランドは一見何の変哲もないモノフォニック・シンセサイザー、今や伝説となっているSH-2を発売します。
◆低音はこれ
SH-2の機能は、ほぼ同時期にリリースされたローランドの先駆的なモデルJUPITER-4と比較すると控えめなものでした。とはいえ、2つのVCOとサブオシレーターという構成により実質的にはVCOを3つ備え、そこからは非常に太くて暖かいアナログ・シンセトーンを生み出すことができました。今日に至るまで、これほど地をゆさぶり、骨まで響くようなシンセベースの音を作り出せるのはSH-2をおいて他にないと、多くのシンセ愛好家が感じています。
◆自分のSH-2をプラグインしよう
オリジナル・モデルに関するローランドの深い知識を活用して、SH-2ソフトウェアでは個々の回路間の相互作用など、細部に至るまで忠実に再現しました。自己発振するVCFから急峻なエンベロープのアタックとディケイの特性に至るまで、すべてが正確に再現されています。オリジナルのユニークな倍音構成とピッチの揺らぎはもちろんのこと、実際の音とは無関係のパラメータをいじったときに起こる微妙な音色の変化など、アナログにしか見られない回路の振る舞いも再現しました。それに加えてオリジナル・モデルにはなかった新機能もいくつか追加されています:
・64’まで拡張可能なVCOレンジにより超低音を実現。
・ADSRエンベロープが2つ。
・最新のエフェクト:リバーブ、テンポ・ディレイ、ビットクラッシャー。
・逆動作にも対応したオートベンド機能。
・アルペジエーター装備。
◆ハードウェアとの統合
SH-2はPLUG-OUT形式もサポートし、対応するハードウェアからのコントロールが可能です。ハードウェアとソフトウェアの間でサウンドをやり取りし、ハードウェア・シンセサイザーに直接PLUG-OUTして、どこにでも持って行けるスタンドアロンのSH-2を作ることができます。プラグインをDAWで使用する場合は、ハードウェアのノブやスライダーを使って、ハンズオンでコントロールすることもできます。
※最新の動作環境はメーカーページをご参照ください。