【樋口宗孝氏シグネチャーシンバルの中古品が入荷!】
-Munetaka Higuchi Signature Model Lightning Strikes-
「雷のような衝撃的な音がするシンバルが欲しい」 樋口宗孝
2005年に発売し、瞬く間に完売となった自身のシグネチャースネアドラム[EXHAUST QUAD]。
この大ヒットに呼応するかたちとして、シグネチャーシンバルの開発がスタートしました。当時ご本人が使用していたシンバルはSABIAN AAX METALで、このサウンドをベースにしながら最強のロックサウンドに仕上げていこうとメーカーとのアイディアを交換していきました。
最初に目を付けた部分がカップ。よりワイルドな倍音を出すことを目的に、レイジングを施さないカップを採用(ロウ・ベル)。この仕様は今となってはHHXシリーズをはじめ数多くのモデルに採用されておりますが、当時はこの仕様のモデルが少なく、氏の先見の明によりいち早く導入された仕様となっております。
そしてサウンドをよりシャープにすべく、ハンマリングを放射状に打つなどの加工を施すことでファーストサンプルを作成。その後、カップ部以外にもレインジングを施さない箇所を増やしたり、その部分がより黒く見えるようなフィニッシュにしたり、、、。そのサンプル製造と確認を幾度か繰り返し、2006年のLOUDNESS 25thAnniversary Liveに向け本モデルの制作は進行していきました。
製品本体の作成と同時進行で行われていたのが、このモデルのネーミングとマークデザイン。本人が求めていたサウンドが、雷のような衝撃的な音ということもあり、LOUDNESSのアルバムSHADOWS OF WARの海外向けリミックス・ヴァージョンのタイトルLightning Strikesとの同名がスムーズに決定し、それに伴った稲妻デザインを作成。さらに何か象徴となるものがほしいという意向から、ライジングサンとハリケーンをイメージしたマークも作成しました。このネーミングとデザインはご本人も大変気に入っていました。
世に出せなかったこのモデルをなんとかかたちに残しておきたいという想いから、ご親族の了承をとりつつ、SABIAN社に製造可否の確認をしたところ、当時の設計データは全て保管しており製造可能との連絡がきたため、晴れて製造が実現いたしました。
このモデルは、2006年LOUDNESS 25thAnniversary Liveに向けて完成させたサンプルを基に作られております。生前ご本人が求めていたシンバルサウンドのゴールに最も近く、当時現存するモデルの中ではこれがベストであったことは間違いありません。
サイズ:20インチ
※中古品のためキズや汚れ、サビなど使用感がございます。予めご了承くださいませ。