歪み系エフェクターの原点と言えば、ファズに他ならない。1960年代半ばに発明され、以来さまざまなギタリストの足下でサウンドメイクの重要なファクターとして君臨し続けてきた。その発展は、言わばロックの歴史に重なるものと言っていい。Tone BenderやFuzz Faceといった英国由来のもの、米国で生まれたBig Muff、そしてFuzz Factoryを代表とする近年の発展型まで、エフェクターブックに掲載した記事アーカイヴを手がかりに、「沼」と形容されるほど深淵なるファズの世界を深掘りしていこう!