このリミテッドモデルは入力側から順番にAT-2222(クリーンブースター)、AT-222OD(オーバードライブ)、AT-222Vi(ヴィブラート)、AT-222De(ディレイ)という4つのエフェクトで構成されております。
心臓部分といえるオーバードライブ回路には、LOUDNESS40周年の記念アルバム「SUNBURST~我武者羅」のジャケットデザインを取り入れた限定バージョン(限定数完売)と、ATのロゴをフィーチャーしたレギュラーバージョンが存在し、デザイン、サウンドともに大変評判の良いAT-222ODが組み込まれております。
このAT-222ODはローゲインに設定されており、コントロールはゲイン、ボリューム、ベース、トレブルの4ノブで所謂「トランスペアレント系」となります。
ハムバッカーであればブースターとして4インプットのマーシャルのようなアンプに使用すると往年のハードロックなサウンドが得られる一方、シングルコイルのギターでフェンダータイプのクリーンなアンプで使用すれば心地良いブルース系のサウンドがアウトプットされます。
ゲインとボリュームの間には3モードのクリッピング切り替えスイッチが装備されていて「I」が倍音感のある伸びやかなサウンド、「N」がコンプレッション感の少ない原音に忠実なサウンド、「II」が中域が重視されたサウンドというように設定されております。
いずれのポジションもピッキングのアタックや弦の質感がしっかりと分かる音で、使用するギターやアンプ、演奏するジャンルによって細かな音作りが可能です。
オーバードライブ前段のクリーンブースターはAT-222ODに合わせて設計されたニューバージョンのクリーンブースター「AT-2222」でBOOSTツマミとBELLTONEツマミが装備されております。
このBELLTONEは耳障りな高音域を調整するコントロールで、AT-222ODCBのオーバードライブやアンプとの組み合わせで細かな音作りが可能となっております。
オーバードライブ後段のヴィブラート「AT-222Vi」は3 in 1のリミテッドエディション「AT-222PDW」に内蔵されたフェイザーよりもユニヴァイブ的なニュアンスに仕上げられており、ミニスイッチにより「60'」と「Mod」の2モードの切替を可能にしております。
「60'」は歪み成分を多く含んだエグみのあるヴィブラート効果が得られ、「Mod」は「60'」よりも歪み成分が少なくクリアなサウンドが特徴です。
そして最後段にはCAT'S FACTORYでは初となるディレイ「AT-222De」を内蔵。
シンプルなコントロールで多機能ではありませんが、高崎氏も納得の太く暖かみのあるディレイ音は非常に心地良く、音に程よい広がりを持たせてくれることでしょう。
もちろん、全て単独で使用が可能なので様々なシチュエーションで使用することが可能で、アンプがクリーンな設定だけではなく僅かにクランチさせた設定や他の歪みペダルと組み合わせてもお使い頂けます。
また、どのエフェクトセクションも従来のAT-222シリーズと同様にトゥルー・バイパスシステムを採用しているのでエフェクトOFF時には原音を損なうことがなく、ノイズの少なさも特徴です。
コンディション:使用に問題なし
要了承箇所:なし
付属品:箱、取説、FTTアダプターつき
保証:3カ月