2020NAMMで話題騒然、Taylorの新しい「Grand Symphony」!
2020年NAMMショウのTaylorブースで一際目を惹くモデルが、リニューアルされた「Grand Symphony」のボディースタイルを持つ816ceです。その独特なルックスと上質な生鳴りから話題騒然となり、ある意味、今年度のNAMMでの目玉の一つと追っても過言では無いこのモデルが遂に登場しました!
このリニューアルされた「Grand Symphony」の特徴は、通常ではカッタウェイの有る部分をコンター処理をし、背面から見るとノンカッタウェイの様ですが、この部分にコンター加工がある為、遠目ではカッタウェイのようにも見え、ハイフレットの演奏性保ちつつ生鳴りの良さを実現させております。
このカッタウェイ部のコンターには小さなサブのサウンドホールも空けられており、これがこのモデルの上質な生鳴りの重要なポイントにもなっております。この小さなサウンドホールが、スピーカーのツイーターの様な効果を生み、広いレンジでクリアーでメリハリの有る鳴りに貢献しております。もちろんカッタウェイ部のこのような構造から、通常のカッタウェイボディーよりもボディー容積が増え、より豊かな生鳴りを持つ効果をも発揮しており、このリニューアルされた「Grand Symphony」はかなり考えつくされた構造を持っております。
いかにもTaylorの若きマスタービルダーのアンディ・パワーズらしい、斬新でありながらも楽器としての根本的な鳴りの良さを追求し、生鳴りの良さに重点を置いた設計になっております。
10数年前に初めて登場した時のグランドシンフォニーは、発表当初はノンピックアップモデルのみで発売された生鳴りに拘るスタイルでもありましたので、今回のモデルもアンディ・パワーズがその意思を尊重して設計したのかもしれません。ピックアップシステムに定評が有り、エレアコサウンドの評価が高いTaylorではありますが、このモデルでは、まずアンプを通さず生鳴りの良さを体感して頂きたいモデルです。
斬新な思考を用いた設計が目を惹きますが、アコースティックギターとして生鳴りの質を純粋に高めてるアンディ・パワーズの凄さを体感出来るこのモデル、気になる方は是非お試し下さい!
※画像はサンプルです。製品の特性上、杢目や色合いは1本ごとで異なり、お選び頂くことはできません。あらかじめご了承下さい。
Shape: Grand Symphony with Scooped Cutaway
Top: Lutz Spruce
Bracing: V Class
Back&Side: Indian Rosewood
Neck: Tropical Mahogany
Fretboard: West African Ebony
Fretboard Inlay: Windansea
Scale: 24 7/8
Neck Width: 1 3/4
Nut/Saddle: Black Graphite/Micarta saddle
Tuners: Gotoh 510
Electronics: Expression System 2 (ES2)
Body Finish: Silent Satin
ハードケース付