現在ではGibson(ギブソン)の姉妹ブランドとしておなじみのEpiphone(エピフォン)ですが、1950年代後半のギブソン社による買収以前は、特にアーチトップの分野においてギブソンのライバルとして躍動していた歴史あるブランドであります。ギブソン買収以降は、ソリッドボディモデルの生産も始まり、世界中のギターファンに愛される魅力的なモデルが多数誕生しました。
ギブソン工場生産時期のエピフォンモデルですね。ギブソンでいうES-120Tとほぼ同様の仕様を持ちます。16インチ幅のシンラインボディ、ラミネイトメイプルトップ&バックのセンターブロックなし構造、メロディメーカースタイルのシングルコイルピックアップ、コントロール系と一体型の立体的なピックガードといった独特の仕様が特徴的ですね。
【ボディ】
全体重量は約2.5kg。ボディ材はメイプル。ギブソンモデルと比べるとカッタウェイ付近のバースト具合がすっきりとしたサンバーストカラーが特徴です。細かなキズ、若干のウェザーチェック、ピックガードのステッカー跡、パーツのくすみはみられるものの、とてもきれいなコンディションをキープしております。当時のモデルタグはとても貴重です。
【ネック】
ネック材はマホガニー1ピース。ヘッドまわりの若干の打痕はみられますが、ボディ同様かなりきれいなコンディションをキープしております。チューナーは巻き具合の固さにそれほどバラつきはみられず、しっかりと機能します。フレット/ナットは少々の減り程度で、プレイアビリティは良好です。ナット幅42.0mm。比較的しっかりとしたネックシェイプが特徴です。
【電装系】
コントロールはシンプルな【ボリューム/トーン】となります。ピックアップはES-120Tやメロディメーカーにも採用されるギブソンシングルコイルを1基装備。ボディの生鳴りが素晴らしく、ビザール系にも通ずる倍音感豊かなギラっとしたトーンが魅力です。
付属ケース:ノンオリジナルエピフォンハードケース
Weight:2.5kg
Body Material(Top/Rim/Back):Laminate Maple/Laminate Maple/Laminate Maple
Neck Material/Scale length:Mahogany 1 piece/624mm(24-1/2inch)
Bridge/Tail:Rosewood bridge&Saddle/Trapeze Tailpiece, Nickel
Fingerboard/Fret Marker/Radius:Rosewood/Pearloid Dot/304.8mm(12inch)
Nut Width/Fret Size(Width):42.0mm/2.7mm, 20 Fret
Neck Thickness(1F/7F/10F):21.5mm/23.6mm/24.4mm
Pickup:Gibson Single Coil(7.3kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
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