真空管アンプを彷彿させるドライブ・モードを備える、ミュージシャンズ・ギア。入力インピーダンス、ドライブEQの3段階設定を追加装備したカスタム仕様がこちら。
東京下町に工房を構え、機材製作/カスタマイズ～リペア、ギター製作まで、これまで第一線で活躍する数多くのプロミュージシャンの要望に応えてきた実績をもつ日本屈指のエンジニア、鈴木伸一氏によるShin's Music。その質や視点の高さからプロ・ミュージシャンを中心に絶大な信頼を得ていますね。プレイヤーが求める(拘る)もう一押しの要素を的確に捉えた製品デザインはアンサンブルに入った際に大いに活きており、その上質なミュージシャン達にとって無くてはならない存在へと繋がっています。当機「BASS MASTER PREAMP」は、現場で培ったShin's のノウハウが凝縮されたプリアンプです。
TUBE BASS AMPのプリアンプ回路を、ディスクリート回路を用いる事でこのサイズの筐体で見事に再現する本機。つないだ楽器のトーンを生かしながら、太く、上質で厚みのある低音を生み出しています。馴染み深いBASS、MIDDLE、TREBLEのEQ部に加え、TUBEアンプのドライブ・チャンネルのようなニュアンスのDRVモードを備えているのも大きな特徴。フットスイッチでON/OFFが可能で、DRIVEのゲイン、ボリューム、トーンを備えており、補正だけでなく、アンサンブルによってニュアンスを変えたりといった積極的な使い方も可能です。DRIVE回路を持たずに歪が得られるので、CLEANとDRIVEのサウンドイメージがほぼ同等となっており、モダンなクリーンサウンドから違和感の無いナチュラルドライブ(クランチ)サウンドへ切り替える事も可能にしています。
ベースサウンドとして心地よいと感じられる程好いレンジ感、楽器本来のトーンを損なわない程度に太さと張りのあるリッチなサウンドを創出します。しっかりとピッキングした際の心地よい程度のコンプレッション感やわずかにドライブするようなトーンの質感はまさに、懐かしのチューブアンプ本体を彷彿させるサウンド。昨今主流のクラスD系アンプのトーンに瑞々しさや芯をもたらすプリアンプとして、アンプライクな弾力あるドライブ系歪みを生み出すペダルとして足元にといった、当ペダル自体も楽器の一部を担うに相応しい、良質なサウンドを創出するプリアンプです。
なお、本機は「IN H/L SW.」と「D.EQ SW.」を増設したBass Master Preampの究極形態仕様。「IN H/L SW.」は楽器の入力レベル切り替えになり、通常時はH(High)側にて使用、アクティブベース等使用時に、楽器本体出力が大きく歪んでしまう際に、L(Lo)側を使用する事で本機の最適なサウンド創出を得ます。また、「D.EQ SW.」の増設により、Drive Mode時のEQ.の細かなニュアンスがセレクト可能になっています。スイッチセンター位置でノーマル、スイッチ下側の設定でアタック感の増したサウンドを、スイッチ上側の設定でブライトでアタッキーな抜けの良いサウンドニュアンスを設定できます。定評あるベースマスタープリアンプの本格派サウンドをより最適に、よりニッチに追求できる仕様を備えた逸品が本機。
※掲載写真はサンプルです。生産時期により、ノブや底面のゴム足等、外見が異なる場合がございます。また、掲載画像内のジャックおよびアダプターはLED点灯用です。本製品には付属致しません。
【Specifications】
■Input impedance: 1MΩ
■Output impedance: 50kΩ
■消費電流: 約10mA
■DC9V IN: 一般的な外側プラス2.1φのDCインプット。常時Power ON。
※クリーンでノイズレスなサウンドを得るためには、電源には006P電池またはレギュレートされたパワーサプライの使用を推奨します。
市販のACアダプター(スイッチング)ではハムノイズが乗る可能性があります。
■PRE SW.でEffectのON/OFF、DRV SW.でDRV/D.VOL/D.TONE/D.EQが効きます。