本機は、Jordan Boss Toneファズ・ボックスに影響を受けた、シリコン・ファズです。
Boss Toneは70年代には無名で、評価も低く、ペダル型でもなく、問題も多かったのですが、そこには古き良きサウンドがありました。
このFuzzly Bear2では、初代のFuzzly Bearを改良し、古いけど魅力的なサウンドに磨きをかけるべく、低域を改善し、バイアスをコントロールするSKIN/MEATを追加しました。
本機を携えて、長らく忘れ去られていたこのダーティーなファズの世界を探求し、新たなサウンドを発見してください。
クラシックとなったファズですが、本機は現代風のアレンジを施しています。
ペダルボードに収めやすいように端子は上部に装備し、トゥルー・バイパス・フットスイッチを搭載しています。
■主な特長
・Boss Toneの低域を改善
当時、Jordan Boss Toneがエフェクトの世界を支配できなかった主な理由は、低音の不足にありました。
しかし、その核となるファズサウンドは、荒々しいオーバードライブから、下品で攻撃的なファズまで、実に素晴らしいサウンドでした。
しかし、その音色は、当時の多くのファズと比べると、荒々しさやザラつき感が不足していました。
本機は、ファズサウンドの素晴らしさはそのままに、低域を改善し、トーン・コントロールを加えました。
・幅広いファズ・サウンド
GAINノブではファズの表情を様々に設定できます。
ゴツゴツとしたダーティな歪みにするにはGAINを左に回します。
逆にぶ厚い歪みにしたければGAINを右に回します。
さらにGAINを右に回し切ると、オクターブ感がありトランペットのようなバイブスがある、往年のクラシック・ソングスにマッチするサウンドになります。
SKIN/MEATノブはバイアスを設定できます。ノブを右に回すにつれ、鋭く尖ったサウンドから、太く重厚なサウンドへと変化します。
■スペック
電源:DC9V電源アダプター(別売:センター・マイナス、2.1mm)
消費電流:最大35mA