Benevale(ベナヴァーレ)は、アメリカのニューヨーク州のペダル・メーカーです。
リッチで耳馴染みあるクラシックなサウンドにモダンな要素をプラス。
そこに1950年代のモード風デザインを組み合わせる事で、新たなコンセプトを作り出しました。
プレイヤーに寄り添ったサウンドを大切にするアナログ技術を持ったビルダーと、数々の有名ブランドのサウンドデザインやアーティストモデルを手掛けてきたプロデューサーのタッグによってBenevaleのサウンドは作られています。
「Pure amp in a box overdrive」(ピュアなアンプサウンドを閉じ込めたオーバードライブ)のキャッチコピーをもつCOLT 45は、そのコンセプト通り広いダイナミックレンジを持つソフトなドライブペダルです。 ドライブペダル特有のレンジが狭くなるような変化はなく、ナチュラルに「1歩前に出てくるサウンド」が特徴です。決して強く歪むペダルではないのも、そのナチュラルなサウンドを維持するためです。 また、その特性からギター本体のボリューム操作との連動も完璧で、歪み量の変化がしっかり追従するだけでなく、ボリュームを絞っても音がショボくなりません。
ギターにもよりますが、GAINを9時くらいまでの設定では露骨には歪みません。しかしハーモニクスは増えるためローミッドが太くなり、サウンドが前に出てくるのがハッキリ分かります。
【オススメの使用方法】
メーカーが推奨する使用法の1つは「Allways ON」 …つまり、常時オンの状態でアンプのサウンドをブラッシュアップされる使い方です。これはB社のBlues系ドライバーの愛用者が良く使う手法でもあります。 GAINを上げるとハーモニクスが増えて太いサウンドになり、更に上げるとコンプレッション感が強くなっていきます。VOLUMEを上げるとアンプの入力部での歪みポイントに影響し、アンプ本来が持つキャラクターが色濃く出るようになります。
GAINやVOLUMEのバランスを変える事で、アンプの持つキャラクターや相互作用によりハーモニクス成分の多いリッチなサウンドになったり、強く弾いた時に僅かに歪むようなビンテージ真空管アンプのようなフィーリングが得られたりと、アンプのサウンドの幅が広がります。
ペダル/アンプともに音量をある程度上げないとリッチなハーモニクスが得られない場合も多く見られますが、COLT 45は低い音量でもその効果が得られるのも、このペダルの特徴です。スタジオのトランジスタ・アンプの手前に接続して、チューブ・ライクなテイストをプラスするのも有効な使い方の1つです。