#ドラステ松山の比べてみました「TAMAのG-Mapleスネア」

みなさまこんにちは!ブログではかなりご無沙汰しております、、ドラムステーション大阪プレミアムの松山です!^^ 寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか!

※この #ドラステ松山の比べてみました シリーズでは類似スペックの機材をとことん徹底比較していき、それぞれの楽器の良さを皆様にお伝えしています!過去にアップした記事はこちらからご覧いただけますので、是非チェックしてみてくださいね!

早速、今回も比較始めていきます!TAMAの「S.L.P. -Sound Lab Project-」シリーズのメイプルスネアを2台ピックアップしました。
一昨年イケベ楽器の45周年を記念して発売された限定モデルと、年明けに発売された限定モデルがとっても類似スペックなので、徹底比較してみようと思います!

TAMA LGM147-GTO [S.L.P. -Sound Lab Project- G-Maple w/White Oak outer ply 14×7]【イケベ楽器45周年記念限定モデル】(写真右)
TAMA LGM147-GTZ [S.L.P. -Sound Lab Project- G-Maple w/Zebrawood outer ply 14×7]【2022年発売限定モデル】(写真左)

どちらも口径は14インチで深さは7インチと深めで、シェルはメイプル材が厚く成型された「Gスネア」と呼ばれるスネアドラムです。
とっても似た見た目で、実際スペックもとっても似ていますが、出音に直接影響しやすい「スナッピー」と「フープ」が違うところがポイントです!それでは詳しく解説していきます♪

<共通のスペック>
・口径 / 深さ:14インチ / 7インチ
・シェルの素材:メイプル材
・ストレイナー / バット:MLS50A / MLS50B(LGM147-GTZはブラックニッケル仕様)
・ラグ / テンションボルト:MTL60 / MS654SHP(LGM147-GTZはブラックニッケル仕様)

<異なるスペック>
・シェルの厚み:LGM147-GTOがMaple 11ply outer 1ply=計12ply / LGM147-GTZがMaple 12ply outer 1ply=計13ply
・スナッピー:LGM147-GTOが20本 / LGM147-GTZが42本
・フープ:LGM147-GTOが3.0mm Ultimate Steel Mighty hoop / LGM147-GTZがDie-cast Hoop

並べて叩いてみたので是非音をお聴きください!(ヘッドホン or イヤホン推奨です)↓

サイズやシェルの構造、またブランドも同じなので、基本的な鳴り方はとっても似ていますが、よ~く聞くとかなりキャラクターが違うことがわかります!!

<スナッピーについて>
LGM147-GTOに装着されているのは20本タイプ、LGM147-GTZに装着されているのは42本タイプですが、数字だけ見ても量感が全然違いますよね!実際にはこんな感じです。↓

20本タイプは、比較的よく見かけるのではないでしょうか!ブランド問わず標準装備されていることが多く最もポピュラーな本数です。
42本タイプは、めっちゃ多い!と思った方もいらっしゃるかと思います。20本タイプの約倍ですね!これだけ本数が違うと音や叩いた感じもかなり変わってきます!

スナッピーはそもそも一般的にタムやバスドラムには装着されていないスネア特有のパーツです。スネアの音を聴いてスネアらしさを感じるのはスナッピーの役割がかなり大きいのではないでしょうか。(スナッピーを上げ忘れて曲の始めでポンッとタムのような音を鳴らしてしまった経験、ありますよね!私はライブでやってしまって大汗をかいたことがあります!笑)

その、スネアらしさの要因、中音域あたりで響くジャラジャラ感の度合いが、本数によって変わる最大の要素です!この2台の場合だとLGM147-GTZの方が本数が多いので、よりスネアらしい存在感のあるサウンドが得られるということですね!ちなみに本数が少ないからといって存在感がないというわけではなく、逆に中音域のスナッピーサウンドが少し控えめな分シェルの持つ低音域が聞こえやすくなり芯のある鳴りが得られやすい印象があります。
ちなみに、、20本や42本以外の本数のスナッピーもあります!18本や30本もよく使われている本数です!本数だけでなく材質が違ったり形が違ったり、、このへんは語りだすとキリが無くなるので今回は割愛します。。

<フープについて>
LGM147-GTOに装着されている3.0mm Ultimate Steel Mighty hoopは、オープンで落ち着いたサウンドのトリプルフランジフープを厚めの3.0mmに成型したフープで、パワー感を持ちつつも丸みを帯びたアタック感が魅力です。LGM147-GTZに装着されているDie-cast Hoopは、剛性が高く、リムショット時の鋭いトーンはもちろんスネア自体の音量感も増強してくれるフープです。
フープは、シェルやヘッドと直接触れ合うパーツだからこそ、サウンドへの影響が大きく、スネアのパーツの中では地味に捉えられがちですが実はめちゃくちゃ大事なスペックの1つです!

LGM147-GTOのふくよかなサウンドは、シェル材やスナッピーの本数ももちろん影響していますが、3.0mm Ultimate Steel Mighty hoopの影響がとても大きいのではないかと思います。シェルの鳴りはもちろん倍音の伸びが良く、木材シェルの特性である温かいサウンドがより強調されていますよね!楽曲をどっしりと包み込むような安定感のあるサウンドが得られ、ゆったりとしたテンポの楽曲にも合いそうです!

一方LGM147-GTZの瞬発力のあるサウンドも、Die-cast Hoopの影響が大きいことは言うまでもありません、、!引き締まった出音が心地良いですよね!Die-cast Hoopは弱い力でも音量感が出しやすく、小柄な方や力に自信がない方におすすめしたいスペックの1つでもあります。また、一般的にアタック感が出やすいスネアは金属シェルであったり、木材シェルでも浅胴であることが多いですが、このスネアは木材シェルの深胴で実現しているところが最大の魅力です!音量感や深胴ならではの低いピッチ感と併せて、アタック感を求めている方にぴったりのスネアです!

このようにそれぞれ特徴はありますが、どちらもラウドなバンドサウンドの中でも埋もれない、存在感抜群のスネアです!!
ロック系ドラマーにおすすめのスペックですが、良い意味でクセがなく扱いやすいので、もちろんロック系以外のジャンルでもご使用いただけます!

そして、TAMAの「S.L.P. -Sound Lab Project-」シリーズのスネアは個人的にどこのメーカーのどのシリーズよりもコスパが最強だと思っています、、お求めやすい価格ながらサウンドは劣ることなく、個性的で素晴らしいスネアドラムばかりなんです!
この2台はもちろん、他のモデルも是非試してみてくださいね!店頭にも並べて展示しています♪

TAMA「S.L.P. -Sound Lab Project-」シリーズのスネア一覧はこちら

最後に余談ですが、今回徹底比較した2台はスナッピーとフープの違いでかなりサウンドが変わりましたよね!
「今使っているスネア、何か物足りないけど新しいスネアを買う勇気はない、、」という方、まずはスナッピーやフープを変えてみるのはいかがでしょうか…?手軽にサウンドを変えられるのでおすすめです!
新しい楽器の購入だけでなく、お持ちの楽器に関するお悩みも是非ご相談ください!

以上、今回は、
TAMA LGM147-GTO [S.L.P. -Sound Lab Project- G-Maple w/White Oak outer ply 14×7]【イケベ楽器45周年記念限定モデル】
TAMA LGM147-GTZ [S.L.P. -Sound Lab Project- G-Maple w/Zebrawood outer ply 14×7]【2022年発売限定モデル】
この2台を徹底比較しました!最後まで読んでくださりありがとうございます!!^^

商品についてのご質問などはお電話またはメールでも承っておりますので、お気軽にご連絡くださいませ!


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