■Vertex Boost MKII
ワンランク上のクリーンブースト
まず驚くのが、一番左に回したユニティゲインの「0」のポジション。オンオフで「音量が変わらない」ポジション。
ここのオンオフでの「音が変わらない」事。
ここが「品質依存」を最も感じられる所ですね。品質が高く無ければ音量は変わらずとも音のサイズ感が削げた状態になる。
または無駄にサイズ感が増す。増すと言う事は本来の音がベースになっていない裏返し。
次に関心するポイントは、時計での12時の位置までの上がり方。
少しずつ丁寧に信号が、音量だけ上がって行く。ここら辺はデジタル機器へのインプットバッファーとして非常に有効だなと、弾いてみて音を聴いてみて手応えを感じます。ボードの最終段に設置して、補正を含むシグナルブーストとしても使い心地良いと思います。
次は時計での12時以降の上がり方。
非常にパワフルに、どこか無くなったりせずそのままブーストします。
歪ませたアンプにプラスしてプッシュすると、得も言われぬサチュレーション感が弾いてて気持ち良いですね。
そうですね、シンプルに気持ち良いのが一番です。
こんなにブーストしてるのに、こんなにノイズ低いのかよとも思います。
ブーストオン時にギターのボリュームをゼロにすると「スンッ」としてます。
更にはエクスプレッションペダルを加えるとボリュームコントローラーにもなります。この品質依存状況下でのボリュームのコントロールが可能になるのも優れたポイントです。
心理的にツマミ1つに対する予算では無いと言う方が多いとは思います。
ただ、少ないシンプルな機能ほど誤魔化しの効かない内容とも取れます。
もちろんエレキギターだけの用途に限られてはいませんので、様々に活用頂けると思います。
是非お試しください。