■Mesa Boogie
CLEO
このモデルは所謂「半人半神系」としたりするカテゴリになります。
完全に似せているかと言えばトーンコントロールが「TONE」になっているところで傾向が違ってきます。
その為トレブリーになり過ぎず、ジージー鳴るノイズは抑えられています。
ドライブの可変は面白くて、ゼロではフラットなクリーンブースターとして使用可能で、この音が非常に良い。ギターの音の輪郭と圧がいい感じに上がるのでカッティング系のリフが気持ちいいですね。
メモリ3辺りでミドルが持ち上がってきます。ミッドブースターの様な役割に変化しますので、マスターVolの無いアンプであればこの辺のポジションでのプッシュがいい感じではないかと思います。
メモリ5~6では少しゲインが増えるイメージ。アンプがクランチであれば、これでプッシュすれば往年のクラシックディストーションが得られます。
メモリ7以上は高域が鋭く低域がややタイトになったハイゲインオーバードライブが得られます。トランジスタアンプのクリーン用でも十分に歪みが得られますので良いと思います。
と言う感じでバリアブルで変わる顔つき目つきが中々面白いペダルだなと思います。
やはりアンプビルダーが創り出すエフェクターは、エフェクタービルダーとは見てる景色が違うんだなぁと考えさせられる1台です。
是非トライしてみてください。知らないでは勿体ない。