Denis Wick (デニス・ウィック)
元国際トロンボーン協会会長。名門ロンドン交響楽団の首席トロンボーン奏者を31 年間務め、ギルドホール音楽演劇学校や青少年交響楽団等で演奏家の育成に貢献したほか、トロンボーン教本の執筆者として知られている。
金管アンサンブルやウインド・アンサンブルの指揮者としても活躍。楽器演奏の幅広い知識と経験を活かして、自らが立ち上げたデニス・ウィック社でマウスピースやミュートを開発する。
〈デニス・ウィック〉のミュートは、熟練の技を持つ職人の手作業により、音質や音程のクオリティが常に高く保たれています。
デニス・ウィックがロンドン交響楽団において現役で活躍していた頃、プロトタイプを製作しては同楽団で試奏していました。
作曲家のB. ブリテンが同席した際に「これこそ私の求めていた音色だ!」と言われたのが、現在のストレートミュートのデザインです。
■ストレートミュート
〈デニス・ウィック〉のアルミニウム製ミュートは、伝統的なストレートミュートの音色として世界中の金管楽器奏者に愛されています。
ボトムが銅製のストレートミュートは、暖かい音色が特長です。
また、真鍮や銅はアルミニウムよりも重いので、遠くまで音を飛ばしたい時や、オーケストラなどで力強い音が必要な場面に適しています。
■DW5504C
トランペット用 ストレート ミュート
DW5504C コパーエンド(銅/アルミ)ストレートミュート
銅は真鍮よりも柔らかい金属で、真鍮よりもさらに丸い響きになります。
ミュートの底の部分が、真鍮よりもさらに比重の重い銅を多く含む、コパーエンドが装着されたミュート。
ややダークで柔らかく、深い音色が特徴。アルミニウム部分は軽量である為、音色に対してミュート本体の重量は最小限となっています。低音域とのアンサンブルやソフトなメロディーに効果を発揮します。
佐藤秀徳氏の評価
「実際に私が所属するオーケストラでも、ミュートはコパー製で揃えています。
手に取った時に少し重量を感じ、ブラスエンドよりも更に落ち着いた、銅特有の丸みがあり柔らかい音色が特長です。吹きこんでも音が散らかることがなく、響きも、上にパッと明るく広がらずに、落ち着いていますが、それでいて金属的な響きも保つことができます。
ストレートミュートの音は必要だけれど、あまり出すぎるのも良くない時や、低音を出す時にも適しています。クラシック音楽や、オーケストラで活躍するタイプですね。」
「ミュートを付けると一般的にピッチが上がりがちなため、音程の調整が必要になるケースがあります。
アルミニウム製のミュートで音程に苦労している人たちは、コパーミュートで問題が解消されるケースもあるのでお薦めです。
とは言え、デニス・ウィックのストレートミュートは、どの材質でも音程が変わりません。特に、金属製のストレートミュートは幅広く使用できる万能なミュートです。」