確かなサウンドのクオリティにより近年ではプロの現場でも目にする機会が多いJHS Pedalsより希少なペダル自作キットが並行品委託中古として入荷致しました。
正規代理店による日本国内での流通は無く、現状ではJHS Pedals 本国公式オンラインショップからでしか入手する術がない珍品です。
委託中古品扱いでの販売となりますが、キットは手付かずで組み立てられておらず、新品同様に組み立てからお楽しみ頂けます。
委託主様より完成品のデモ機(※)もお預かりしておりますので、ギターズステーション店頭までお越し頂ければご試奏も可能です。※本キットをお買い求めの際にはこちらの完成品の付属は致しませんので予めご了承下さい。
委託中古品
並行輸入品
付属品:箱、マニュアル、ペダル筐体、基板、ノブ、各種ネジ類、その他付属
※並行輸入品の為、国内代理店による修理、その他サポートは受けられません。また、保証無しでの現状販売となります。予めご了承下さい。
組み立てるまでは、ただの「NOTADUMBLE(ダンプルもどき)」に過ぎません。
V1では誤ってブースト回路が本来のものとは異なる仕様になってしまっていましたが、V2ではそれを修正し、さらに新たな機能を追加しました。フットスイッチを2つに増やし、エフェクト・ループとエフェクト順序の切り替えスイッチを搭載。さらに、内部にあった「Presence」トリムポットを、操作しやすいペダル表面へと移動させました。これらの変更はすべて、皆さんから寄せられたアイデアに基づいています!
V2が誕生した理由
2019年、ジョシュはロサンゼルスで行われたジョン・メイヤーのリハーサル現場から、極めて希少なDumble製ユニットを2台持ち帰りました。それらを解析するためです。1台目は「A Box Later」。これはハワード・ダンブルが1980年代頃に製作したもので、バッファ/プリアンプ/ブースト機能に加え、エフェクト・ループまで内蔵されていました。ジョン・メイヤーは長年にわたり、様々な場面でこの機材を愛用しています。私たちはこれをクローン化して「Box It Later」と名付け、2021年以降、ジョン・メイヤーのペダルボードに組み込まれ続けています。
もう1台は「Dumble BBC-1」という、さらに謎めいたプリアンプ/ブースト・ユニットでした。これもクローン化し、ジョン専用の「Basic Boost」として製作しました。当初、ジョシュは「ハワード・ダンブルが適当に組み上げたJFETブースターだろう」と考えていたのですが、実はこのDumble BBC-1、1970年代のBarcus Berry(バーカス・ベリー)社製アコースティック・プリアンプを、ほぼパーツ単位でそのままコピーしたものだったことが後に判明したのです。つまり、20万?40万ドルもするアンプに搭載されている伝説的な「Dumble FETサウンド」の正体は、ピエゾ用プリアンプのクローンだったというわけです。
『NOTADUMBLE V1』は、本来「Box It Later」の回路をクリーン・チャンネルとして採用する予定でした。つまり、ジョン・メイヤーが実際に使用している回路です。しかし、発売から2週間後、キットの改造をテーマにした動画シリーズ『Short Circuit』の準備をしていた際、誤って「BBC-1」の回路を搭載してしまっていたことが発覚したのです。この2つのユニットは、見た目もサウンドも似ています。どちらもハワードが製作したクリーンブーストであり、2019年にジョンのためにリバースエンジニアリングされたものです。当時R&D部門の責任者だったクリフ・スミスがその解析の大部分を担当し、彼のノートが資料として残されていました。ジョンのために製作したレプリカを出荷して数ヶ月後、クリフは他界しました。その後、数年を経て「NOTADUMBLE」キットの製品化が決まった際、誤った回路図が採用されてしまったのです。
私は「私が犯した最大の過ち」という動画を公開し、すべてを正直に説明しました。V1の在庫はすべて販売し、15,000台のバッチが完売した時点でキットの販売を終了しました。また、希望される方には返金対応も行いました。その後、V1で愛されていた回路を残すため、BBC-1を「Fumble」という独立したペダルとしてリリースしました。
そして、これがV2です。V1が本来あるべき姿を実現し、さらに皆さんから要望のあった機能もすべて追加しました。V1よりも確実に優れた仕上がりです。まさに「デラックス・エディション」と言えるでしょう!
・オーバードライブ・チャンネル
この「ダーティ(歪み)」サイドは、ラリー・カールトンのレコードで聴けるような、バイオリンのようにサステインの効いたダンブル・アンプのトーンを再現します。エリック・ジョンソンのリード・ボイシング、あるいはカルロス・サンタナ、ロベン・フォード、ロバート・ランドルフ、そしてジョー・ボナマッサのソロで見られるような、アンプ自体が歪みを作り出しているサウンドです。これは、極限までシンプル化され、大幅に改造された「チューブ・スクリーマー」をルーツに持つブティック・オーバードライブの系譜に連なるものです。独特なクリッピング回路と、一般的なものとは異なるゲインの質感が特徴で、多くのペダル・ビルダーが(認めるか否かは別として)何らかの形で模倣してきた系譜でもあります。私たちは、これをゼロから再発明したわけではありません。誰もが手に取りやすい価格を実現し、自分で組み立てられるキットという形で提供することにしたのです。
ネック・ピックアップを選択し、ドライブを中?高めに設定、EQを少し絞る。これこそが、多くのギタリストが追い求めている「バイオリン・トーン」です。
・クリーン・チャンネルとエフェクト・ループ
「Box It Later」は、単なるブースター以上の存在です。設計者のハワードは、ラック全盛期のプレイヤーたちのニーズを考慮し、オリジナルの設計にセンド/リターン端子を組み込みました。これにより、バッファを通した上で、エフェクト・チェーン全体に新しいペダルを挿入することが可能になりました。
V2では、このコンセプトが復活しました。TRS-TS変換Y字ケーブルをループ端子に接続すれば、センドとリターンとして機能します。ここに、コーラスやディレイといったペダルを挿入、あるいはボード上のエフェクト・チェーン全体を組み込むことも可能です。右側のフットスイッチを踏めば、ループ内のエフェクト・チェーンが一斉にオンになります。複雑な足元の操作(タップ・ダンス)はもう必要ありません。
・実践的な活用例
リード用プリセットをワンアクションで呼び出す:お気に入りのディレイ、コーラス、ディストーションをループ内に組み込んでおけば、フットスイッチ一つでリード・サウンドに切り替えられます。
あらゆるペダルにボリューム・ノブを追加する:例えばBossのペダルを……
トレモロやLine 6 DL4など、エフェクト・ループを内蔵していないペダルを接続すると、そのペダルに「クリーン・チャンネルのOutput(マスター・ボリューム)」と「Input(インピーダンスおよび明るさを調整するコントロール)」という2つの機能が追加されます。これは、かつてJHSで最も人気があった有料モディファイメニューでした。今、それをあなた自身の手で行うことができるのです。
ドライブ・セクションの前後にモジュレーションやディレイを配置することも可能です。オーダー・トグル(順序切り替えスイッチ)を切り替えるだけで、同じペダルを使っていても、全く異なるサウンドやフィーリングを得ることができます。
・「Input」コントロールについて
これは一般的なゲイン・ノブではありません。回路に入力される信号のインピーダンスを変化させるもので、サウンドの明るさ、暗さ、タイトさ、あるいは音の厚みに影響を与えます。その変化の度合いは、使用するギターや、その前段に接続されているペダルによって異なります。0に設定するとサウンドはより細く、精細な響きになり、10に設定するとより太く、まろやかな響きになります。機材の組み合わせによっては劇的な変化を感じられますが、そうでない場合は変化が控えめに感じられることもあります。
・コントロール
OVERDRIVE CHANNEL ? 左フットスイッチ
Volume ? オーバードライブ・チャンネル全体の音量を調整します。左に回すと小さく、右に回すと大きくなります。
Drive ? オーバードライブの深さ(歪みの量)を調整します。左に回すと少なく、右に回すと多くなります。
EQ ? ローパス・フィルターを調整します。左に回すと高域がより大きくカットされ、右に回すとカットされる量が減ります。
Presence ? ゲイン・ステージにおけるアッパー・ミッド(中高域)からトレブル(高域)を調整します。左に回すと控えめに、右に回すと強調されます。
CLEAN CHANNEL ? 右フットスイッチ
Output ? エフェクト・ループのSendに出力される、クリーン・チャンネルの音量を調整します。
Input ? エフェクト・ループのReturnに入力される信号のレベルを調整します。一般的なゲイン・コントロールとは異なり、インピーダンスを変化させることでトーンやフィーリングに影響を与えます。
・その他
Effects Loop Jack ? クリーン・チャンネルのループにエフェクターを接続する際は、TRS-TS(Tip/Ring)変換Y字ケーブルを使用してください。TipがSend、RingがReturnに対応しています。ケーブルが接続されていない場合、ループは自動的にバイパスされます。
Order Switch ? 本体前面のスライド・スイッチです。両方のチャンネルがオンの状態で、どちらのチャンネルを直列接続の先頭にするかを選択できます。
POWER ? 9V DC(センターマイナス)の電源が必要です。消費電流は25mAです。9V DCを超える電圧を供給しないでください。
***Howard Alexander Dumble(ハワード・アレクサンダー・ダンブル)およびDumble Amplifiers(ダンブル・アンプリファイアーズ)は、JHS Pedalsとは一切関係がなく、また推奨も受けておりません。「NOTADUMBLE V2」は、ハワード・ダンブルが設計した回路を再現したものであり、彼の業績に対するトリビュートとして製作されました。***