【拡散するディレイの粒子が織りなす新機軸のステレオリバーブ】
Scatteringは複雑なディレイのネットワークによって残響を生み出すステレオリバーブ。
一般的なデジタルリバーブが持つ滲んだ質感とは全く異なる、散らばるエコーが様々な異質な空間を生み出します。
現代では忘れ去られたリバーブ黎明期のテクノロジーを用いたその残響は、時に鋭く張り詰めて共鳴し、時に緩慢でくぐもったように鳴り響きます。
可能性を広げる4つのモードによってこのペダルは実用的なツールにも、未体験のサウンドスケープを生み出す実験的なデバイスにもなり得ます。
特徴的なサウンドを彩るプリアンプやフィルター、フレキシブルな設定が可能なLFOも搭載。
2つの設定をシームレスに切り替えるMorphing機能で、様々な表情を見せる残響空間を自在に移動できます。
時代の片隅に埋もれたアルゴリズムやBBDチップを再訪し、EAEのかつての名機Hypersleepを凌駕する創造性を手に入れたScattering。
空間系デバイスのオルタナティブな進化を体感しよう。
【ディレイネットワークによるリバーブ表現】
Scatteringの心臓部は複数のディレイが様々な形で接続されたネットワークで構成されており、一般的な澄み渡るリバーブサウンドとは異なる、跳ね返る音の粒を強く感じさせるオルタナティブなスタイルの残響効果が魅力です。
歴史に忘れ去られたBBDチップMN3011や過去のリバーブアルゴリズムを参考に開発された、様々なテクスチャを持つ4つのモードを搭載しています。
・X1:Scatteringの基準となる、リバーブとディレイの境界にあるようなサウンド
・X2:まばらなエコーが乱反射する、よりディレイ音を強く感じるサウンド
・Matrix(マトリクス):より安定したリバーブディケイを生み出すモード
・Nonlinear(ノンリニア):リバースリバーブのようにスウェルする、未知の空間エフェクト
【テクスチャーの探求を助けるファンクション】
Scatteringはデジタル処理で生み出される残響音を、アナログのプリアンプやフィルターによって更に色付けすることができます。
サチュレーションによって迫力を加えたり、フィルターでリバーブを劇的にシェイピングすることが可能です。
自由なサウンド探求を助けるLFOも搭載。全てのノブにアサイン可能なほか、モジュレーションの量や極性もそれぞれ設定することができます。
さらにはLFO自体をモジュレーションする、二つ目のLFOも搭載。波形をより複雑にすることができ、疑似的なリングモジュレーションを創り出すことも可能です。
【プレイングを拡張する現代的な機能性】
Scatteringは数十年前の技術を始点に始まったペダルながら、ステレオ入出力やモノIN・ステレオOUTのルーティングなど現代に求められる機能性をフルに搭載。
二つの設定をシームレスに移動するMorphing機能も搭載、エクスプレッションペダルやCVによるフレキシブルな外部コントロールにも対応しています。
フルMIDIコントロールにも対応し、CCによるパラメーター制御やPCによるプリセット管理に加え、MIDI Noteを使用したクリエイティブなアプローチも用意されています。
■SPECIFICATION
アナログとデジタルのハイブリッド処理(24 bit、可変サンプルレート)。
フルステレオのシグナルパス。
高いヘッドルームのアナログ・ドライパス。
アナログの信号経路とシームレスに融合する、32 bitのプロセッサーシステムを用いた全機能のデジタルコントロール。
パフォーマンスに有用なモーフィング機能。モーメンタリー/ラッチでの操作やライズ/フォール時間の設定が可能。
アナログもデジタルも、全てのパラメーターをコントロールできるフルMIDI制御(CCとPC)。
16のプリセットスロット(フロントパネル経由で3つ、残りはMIDI経由で呼び出し可能)。
MIDIとEXP、CVの接続が可能なCTRLジャック
周期的な波形とランダムな波形を選択できるマルチモードかつアサイナブルなLFO
MIDI Sysexメッセージでのファームウェアアップデート
サイズ:121mm×94mm×38mm(Hammond1590BB2)
バイパス:電子スイッチングによるバッファードバイパス
入力インピーダンス(1kHz):1M?
出力インピーダンス(1kHz):1k?
I/O:TRSステレオ入出力
電源入力:9VDCセンターマイナス、2.1mmバレル
消費電流:通常時120mA、起動時200mA