【入荷希少な深胴モデル!1970年代後期の製造と思われるのロジャース・ダイナソニック・スネアドラムが入荷!】
-Rogers Drums-
アメリカのカーフスキン製ドラムヘッドメーカーとして1849年に創業したRogers Drumsは、1930年代頃からドラムの製造を開始しました。
先鋭的なドラム製作技術やハードウェアを世に送り出し、特に1950年代半ばから1970年代頃にかけて大きく躍進し、アメリカのドラムメーカーの中心的存在となっていました。
その優れたサウンドと機能性はジャズからクラシックロック、バディ・リッチをはじめとするビッグバンド・ドラマーまで幅広いジャンルのドラマーに愛用されています。
斬新なスネアイヤー張力調整機構を搭載した「Dyna-Sonic」スネアドラムはRogersの優れた機構設計技術を象徴するモデルとして知られており、
また、当時としては非常に革新的なアイデアが盛り込まれた「Swiv-o-Matic」シリーズ・ハードウェアはリンゴ・スター、ジョン・ボーナム、キース・ムーンなど多くのトップ・アーティストがキットに採用していました。
-Dyna-sonic-
Rogers Drumsの象徴的モデルであるDyna-sonicは1961年頃に登場しました。
当時Rogersを使用していたバディ・リッチの望む理想的なスネアドラム、
''ほんの少しでも触れればスネアワイヤーが反応し、それでいてハードショットにも耐えうるドラム''
を実現するべく、3年近くの年月と膨大な労力をかけて開発されました。
Dyna-sonic最大の特徴は、斬新なスネアイヤー張力調整機能を搭載したストレイナーとスネアフレームにあります。
一般的なストレイナーではスネアワイヤーのテンションを上げて「ドライ」なサウンドや「クリスピー」なサウンドにしようとする際に、ワイヤーが過度にヘッドに押し付けれらてヘッドの振動を抑えるチョーキングが発生していました。
それに対してDyna-Sonicスネアフレームでは、スネアワイヤー自体の張力と、スネアワイヤーをボトムヘッドに押し付ける力をそれぞれ独立して調整することを可能にしました。
これにより、ワイヤーの張力を上げてもヘッドの振動を抑制をすることなくヘッド全体にわたって優れた感度が得られ、「ドライ」から「ルーズ」まで、スネアのあらゆる調整をフレーム自体で行うことができます。
Dyna-sonicは「解決できなかった」問題を解決したドラムです。
この革命的な調整機構と、それに合わせて極めて浅く設定されたスネアベッド加工などの当時における先進的な技術を投入、そしてシェル材には最も幅広いサウンドレンジをもつブラスを使用したした本モデルは、
弱音からフルショットまで常に淀みなくストロークの音を聞き取ることができ、常にクリアで鮮明、ぼやけた音になりません。
同時にしなやかなタッチと優れたダイナミクスレンジを発揮する音楽的なサウンドを備えたモデルに仕上がっており、今日に至るまでRogers Drumsのフラッグシップであり続けています。
口径×深さ:14インチ×6.5インチ
シェル:ブラス(クロームメッキ仕上げ)
フープ:トリプルフランジ・スチールフープ/10テンション
ストレイナー:クロック・フェイス ストレイナー・トレイナー(現行品)&ダイナソニック・スネアフレーム(現行品)
インナーミュート搭載
シリアルナンバー:D735277
※ヴィンテージ品のためキズや汚れ、ピッツ等ございます。予めご了承くださいませ。
※ストレイナー及びダイナソニック・スネアフレームは現行品に交換されています。