現在ではGibson(ギブソン)の姉妹ブランドとしておなじみのEpiphone(エピフォン)ですが、1950年代後半のギブソン社による買収以前は、特にアーチトップの分野においてギブソンのライバルとして躍動していた歴史あるブランドであります。ギブソン買収以降は、アーチトップ/ホローボディに加えソリッドボディモデルの生産も始まり、世界中のギターファンに愛される魅力的なモデルが多数誕生しました。
こちらは、Gibson(ギブソン)を代表するセミホロー構造のボディを持つエレクトリックベース『EB-2』のエピフォンブランドバージョンともいえる『EB-232 Rivoli Bass(リヴォリベース)』。ギブソンカラマズー工場にてEB-2に続いて1959年より発売、1970年頃まで生産されていたモデルです。
【ボディ】
全体重量は約3.9kg。ボディはギブソンのEB-2同様にメイプル材のセミホロー構造となります。比較的生産数の少ないチェリーカラーが魅力の1本。赤がしっかりと残っているのが嬉しいところです。ブリッジはモデル後期の仕様となります。全体的にウェザーチェック、打痕等キズ、塗装剥げ、金属パーツのくすみ等はみられますが、比較的きれいなコンディションをキープしております。ピックガード、ミュート装置、フェンスは欠品しております。コントロールノブが同タイプの新しいものに交換されています。
【ネック】
ネック材はマホガニー1ピース、フィンガーボード材はローズウッド。ウェザーチェック、ネック裏に打痕が数か所みられますが、まずまずきれいなコンディションではないでしょうか。チューナーは巻き具合の固さに若干のバラつきはみられるもののしっかりと機能します。フレット/ナットは減りがみられますが、フレットに極端な凹み等はなくプレイアビリティは良好です。ナット幅38.3mm。しっかりとしたネックシェイプが特徴です。
【電装系】
コントロールは【マスターボリューム/マスタートーン/プリセットトーンスイッチ】となります。スイッチは交換されているかもしれませんが、ピックアップ含みその他コントロール系のパーツは当時のコンディションをキープしております。このスタイル独特のトーンスイッチのウッディであたたかなトーンは魅力的で、意外とバランスよく使いやすい1本ですね。
付属品:汎用ソフトケース
Weight:3.9kg
Body Material(Top/Rim/Back):Laminate Maple/Laminate Maple/Laminate Maple
Neck Material/Scale Length:Mahogany 1 piece/768.0mm(30inch)
Fingerboard/Fret Marker/Radius:Rosewood/Pearloid Dot/254.0mm(10inch)
Nut Width/Fret Size:38.3mm/2.8mm, 20 Fret
Neck Thickness(1F/7F/12F):21.8mm/24.9mm/25.8mm
Pickup:Gibson EB Large Humbucker, Chrome cover
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