カウント・ベイシー・オーケストラ流のギターを学び ビッグ・バンドを縁の下から支える
ビッグ・バンドのギターにはFour-to-the-Bar Comping、つまり4つ切りと呼ばれる代表的なリズム・ギター奏法があります。その道のマスターであるフレディー・グリーンは、カウント・ベイシー楽団のリズム・セクションの核として活躍した名ギタリストです。本書はフレディー・グリーンのギター奏法を段階的に解説し、ビッグ・バンドのリズム・ギターに欠かせない3音ヴォイシングを中心に学んでいきます。
モダン・ジャズによく使われるオルタード・テンションよりも、コード・チェンジのガイド・トーンとなる3rdや7thを中心にヴォイシングして、少ない音数でコードを繋いでいく方法や、シンプルにしっかりとしたリズムで演奏することの重要性を理解することができるでしょう。
付属CDには、50以上の模範演奏が収録されています。吹奏楽やジャズ研究会・同好会で初めてビッグ・バンドのギターを担当することになったなど、どこから勉強したら良いのか悩んでいるギタリストには、基礎からしっかりと学ぶことができる最適な一冊です。