【週刊イケベミュージック・マガジン📖#9】ストラトキャスター特集 第一回 歴史編!2026.4.24配信分

               
Angus Ogawa

どうもーAngus Ogawaです。
先日、Fenderから鈴木茂氏のシグネイチャーモデルが出ましたね!
62年製のフェスタレッドカラー、そしてこだわりのカスタムシングルコイルピックアップとポッド、コンデンサー。
…これはたまらないなー、、、欲しいなぁ~!と、細野晴臣 「Hosono House」 より“CHOO・CHOOガタゴト”を聞きながら思ったのでありまーす!

クリーントーンは、ストラトの良さが伝わる高域キラキラ具合はありつつも、迫力のある低音が気持ちいい。
ファズをかましたときの甘く濃厚なトーンが溜まらなMAAAXXXX…!!

『え!こんな曲も鈴木茂さんが弾いてるの??』ってぐらい日本の音楽界に大きな影響を与えているギタリストですので、是非チェックしてみてください。

さて、今回からはストラトキャスターに迫っていきたいと思います!

ストラトタイプのギターといえば、レスポールと並びとても有名なギターで、『そういえば、初めて持ったギターはストラトタイプだったかな』という方も多いかと思います。それぐらい“エレキギターの究極の基本形”と言えるのですが、どのようにして誕生したのか?探っていくと納得の歴史があります。

テレキャスターにライバル登場

テレキャスターは、発売当初は保守的なギター業界から冷ややかな目で見られていましたが、ギタープレイヤーからは瞬く間に人気を得ました。
そのマーケットの動向から、競合他社はこぞってソリッドギターの開発に乗り出します。その中でも最も有名なのがGibson Les Paulです。
それは明らかにFender社との差別化がハッキリとした、魅力的なソリッドギターであることを示すかのように、人気を博します。
これにより、Fender社はエレキ・ソリッド・ギターに購買意欲を示すプレイヤーを独占することができなくなりました。
そこでレオ・フェンダーは、新たな高みを目指して、エレキ・ソリッド・ギターならではのスタイルを踏襲した新たなギターの開発に着手します。

唯一無二のエレキギターを生み出すために

1953年、フェンダー社にギタリスト兼デザイナーのフレディ・タバレスが入社します。
彼の本業は卓越したスティール・ギター奏者であって、ワーナー・ブラザースが製作するアニメーションシリーズ「ルーニー・テューンズ」の冒頭の“ビューン”と流れるサウンドを演奏していることで知られています。
そして、エンジニアとしての側面もあり、所属していたグループのバイオリン奏者のために、アンプとピックアップのシステムを作り上げています。
これがレオ・フェンダーの目に留まり、フェンダー社に入社することになりました。

革新的な開発体制

第一線で活躍しているプロミュージシャンの視点が、テレキャスターに次ぐ、革新的なエレキギターを生み出すことになります!
さらに、この開発の協力者として、当時ヒットを飛ばして人気を博していた、カントリーミュージシャンのハンク・トンプソンと共にプレイしていたギタリスト、ビル・カーソンも関わります。
このプロミュージシャンとのコラボレーションともいえる体制が、様々なミラクルを起こします。
“仕立ての良いシャツのように身体にフィットするギター”というビル・カーソンのギターに対する理想が、ストラトキャスターのデザインに反映されていくことになります。

プレイヤー視点で構築された機能美

ボディデザインは、「ストラップを付けて立った時に左右が水平に、座った際には膝にピッタリと心地よく収まるようにする。」というように、演奏時の理想的なバランスを得られるようになっています。
テレキャスターがシングルカッタウェイだったに対して、ストラトキャスターはダブルカッタウェイが採用されます。これによりハイフレットへのアクセスがスムーズになりました。

さらには、コンター加工を施し、演奏時に身体が触れる部分(肘や肋骨など)を滑らかに斜めに削り落とされて、フィット感が向上し、身体への負担が軽減しました。
そしてピックアップは、テレキャスターの2つから増え、3つ搭載されることになります。
テレキャスターも多彩なトーン表現が出来ていましたが、ストラトキャスターはその中間にもピックアップが搭載されることによって、更に多彩な表現が可能となりました。

ハードウェアも進化していて、ストラトキャスター用に開発されたシンクロナイズド・トレモロ・ブリッジは、当時のビブラートユニットと比較して、アーミング時の可変幅が大きく、しかもチューニングも狂いづらい。しかも各弦ごとに弦高調整ができるというプレイヤーを考慮した賜物といっても過言ではない、画期的なパーツです。

想像を超えていく想像性

このようにして電子工学の技術者&プロミュージシャンの思想から、ストラトキャスターは生み出されました。
当初は、カントリーミュージシャンをターゲットに、音響機器の発達がサーフミュージックに発展していきます。
やがてロックミュージックが生まれ発展していく中、様々なギターヒーローがストラトキャスターを手にして、自らの感情を爆発させて、そして更なる人気を得ます。
それはレオもフレディも、まったく想像していなかったアプローチのギタースタイルとなっていきます。
その辺りが“仕立ての良いシャツのように身体にフィットするギター”というストラトキャスターの設計思想に通じるところを感じます!

次回以降、ストラトキャスターがこの後どんな発展をしていくのか、見ていきたいと思います。

それではまたお会いしまShow!

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