【週刊イケベミュージック・マガジン・アーカイブ#4】テレキャスター特集第四回パーツ編 2026.3.13配信分



みなさまこんにちはー Angus Ogawaです。
三寒四温の時期で寒暖の差も激しく、イケベ社内でも体調を崩す社員が続出!
くれぐれも皆さんはお身体にお気を付けて…!
体調万全Angus Ogawaの今週はもっぱらジャズでした!
特に好きだったのがソニー・ロリンズの名盤『Saxophone Colossus』。
文字通り”巨人”のような力強さとあたたかみを感じるソニーのサックスが印象的で、オリジナル曲『St.Thomas』は今日でも色褪せない定番のナンバー!
ジャズ界の伝説が現在もご存命なのはこの上なく嬉しいことですね。
さて、前回の構造編でお話したように、Telecasterは当時の一般的なギター工法から見て愚挙とも言える「モジュール式組立品的アプローチ」という価値観を提示し、当時の一般大衆に広く受け入れられた楽器でした!
その構造的シンプルさから、70年代ではピックアップやネックやブリッジ、その他の部品を交換し、理想のトーンやプレイヤビリティを追求するホットロッドギターが流行したようです。
そういった歴史を踏まえ、今回はTelecasterをよりミクロな視点で解剖し、構成するパーツやその役割を解説していきます!
※改造を推奨するコンテンツではないことを予めご留意ください!
全体から見た部分の名称はこちら!


それでは一つ一つ解説していきます!
ストラップピン
ストラップを固定するパーツ。
比較的簡単に交換でき、音への直接的な影響は無いですが、安定した演奏姿勢や落下防止などプレイヤビリティに関わる重要部分です!
種類は通常ピン、ロック式ストラップピン(ストラップが外れない)、シャーラータイプなど。
素材はスチール・ブラス・アルミなどで、主に耐久性や重量バランスに関係してきます。
ストリングリテーナー
ヘッド上で弦を押さえ、ナットからペグまでの弦角度を作るパーツ。
角度が適切だと開放弦のサスティン・チューニングの安定に効果があります。
素材はスチール・ブラスなどがあって、ほんのわずかですが音の立ち上がりや響きが変わります!
種類はカモメ型、丸型、ローラー型など。
ペグ
弦の巻き取り機構。
交換するとチューニングの安定性・弦交換のしやすさが変わり、メンテナンスの快適さに直結します。音そのものの変化は小さいですが、ヘッド重量が変わるとサスティンや音のバランスが微妙に変化することも!
主な種類はロック式(弦交換が速くチューニングも安定)、クルーソンタイプ(軽量でクラシックな見た目)など。
ナット
弦とネックの唯一の接点であり、弦高・開放弦の音質・チューニング安定性に大きく関わる重要パーツ。
素材で音の立ち上がりやサスティンが変わりやすく、溝の高さや精度が悪いとビビり・チューニングの戻り不良・弾きにくさの原因になります。
主な種類は牛骨(定番・バランス良い)、TUSQなど人工素材(安定・明るめ)、金属(硬い音)など。
ブリッジプレート
弦とボディを結ぶ金属プレート。
材質や厚みでアタック感・サスティン・高音の出方が変わります!
厚いプレートは太く安定した音、薄いものは歯切れの良いテレらしいトーンになりやすいです。
ブリッジサドル
弦が乗る部分で、音色と弾き心地への影響が非常に大きいパーツ。
素材で音が変わり、弦ごとに高さ調整できるタイプは弾きやすさが直結!
形状は3連サドル(テレキャスター標準)と6連サドル(オクターブ精度が高い)があります。
素材はブラス(太く甘い)、スチール(シャープで明るい)、チタン(高解像度・サスティン長い)など。
ピックアップ
弦振動の音を拾うマイク。
交換すると音の太さ・ニュアンス・出力が大きく変わります。出力が高いPUにすると歪みやすく、低出力はクリアな印象です。
フロント側は太くて甘いトーン、ブリッジ側はテレキャス特有のジャキッとしたアタックに切れ味のある音です。
主な種類はヴィンテージ系(柔らかく透明感)、ハイパワー系(太く出力大)、ノイズレス(ハムノイズ少ない)、ミニハムなど改造タイプ。
セレクター
ピックアップの切替スイッチ。
音自体は変わりませんが、接点の品質でノイズや耐久性が変わり、操作感もプレイに大きく影響します。
種類はヴィンテージタイプ、高耐久スイッチ(CRLやOak系)など。改造で4way化(直列接続で太い音)にすることも可能です!
ボリューム
回すことでポットの抵抗値が変化し、出力がコントロールできます。
ポットの品質が低いとガリノイズが出やすく、プレイ面ではボリューム奏法の滑らかさに大きく影響します。
値や特性で高音の残り方や歪みのコントロール性が変わります。
トーン
コンデンサーとポットを合わせて高音をカットする回路(ローパスフィルター)になっています。
絞り方で音のキャラクターや表現が変化していき、手元で音色をコントロールできる幅が広がります。ポット値やコンデンサとの組み合わせで効き方も変わります。
可変抵抗(ポット)
抵抗値が変化させてボリュームやトーンの変化カーブを作る電子部品。
ポットの品質が低いとガリノイズが出やすく、プレイ面ではボリューム奏法の滑らかさに大きく影響します!
250kΩがテレキャスター標準ですが、500kΩ、1MΩなど抵抗値を上げるにつれてより高音が前に出ます。
ノブを回したときの変化量としてAカーブは人間の聴覚に自然な変化で、Cカーブはその逆。Bカーブは直線的変化です。
コンデンサー
トーン回路で高音を逃がすパーツ。
コンデンサーの容量が大きければトーンの効きも強くなります。
テレキャスター標準の値は0.047µFですが、0.1μFや0.022µFのものもあります。
材質もセラミック、フィルム、オイル系など様々です。
だいぶ駆け足になりましたが、各パーツの概要を解説させていただきました!
今回はあくまで概要なのでざっくりでしたが、一つ一つ奥が深いので
今後それぞれ単体で特集を組むこともあるかもしれません…!
それではまたお会いしまShow!!
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