FIRSTMAN
Baroque Special late60's

創業は1967年。森岡一夫氏の名前をもじったファーストマン、約2年とごく短期間の製造ながら多数のギター・ベースを輩出し、ジャパンヴィンテージ市場でも根強い人気を誇る名ブランドです。

今回入荷は人気の高い「Baroque（バロック） Special」、ブランドを代表するモデルですね。

【ボディ】
全体重量約2.3kg。バロック・カスタムよりもスマートで、よりヴァイオリンシェイプに近いホローボディモデルです。経年によりバインディングと木部の境目に段差が発生しており、わずかに隙間が見られる箇所がございます。その他傷や打痕、金属パーツのくすみなど、年式相応のダメージが見られます。

【ネック】
ヴァイオリンを思わせる特徴的なスクロール形状のヘッドストック、こちらも経年で剥離が発生しており、過去に接着した形跡が見られます。チューナーは1弦用ブッシュが欠品の他、巻き具合に若干バラつきがあるものの、現状しっかりと機能しています。フレット、ナットは消耗が進みかなり低め。それに伴い弦高も高めのセッティングとなっておりますが、当店でフレット浮き修正済で演奏性は比較的良好です。ナット幅約41.5mm、「細め厚め」の丸みを帯びたネックシェイプです。

【電装系】
コントロールは【1ヴォリューム／1トーン／各ピックアップON-OFFスイッチ／トーンバイパススイッチ】となります。トーンコントロールは古い国産に多い逆効きです。オリジナルのピックアップは期待通りボンボンと弾むようなサウンドを基調に、トーンバイパスではケロっとした芯のあるサウンドに変化し意外にも活躍の幅は広そうです。

付属品：ソフトケース