原音のキャラクターやニュアンスを保ったまま、音に厚み、艶、サチュレーションを与えるナチュラルオーバードライブ「AURION」
AURIONが得意とするのは、ベースをアンサンブルに馴染ませつつ、サウンド全体をより濃く、立体的に引き上げること。クリーンの延長線上にある自然なサチュレーションから、フレーズの輪郭を押し出す濃密なオーバードライブまで、演奏の表情に寄り添うように反応します。
歪みの質感を詳細に決めるために、ウェットシグナルのみに作用するLow・Character・Toneのコントロールを搭載。低域の太さ、歪みの中心となる帯域、高域の質感を個別に調整できます。これによりウォームなサウンドからモダンで明瞭なサウンドまで自在に作り出すことが可能。
単にEQで出音を整えるのではなく、歪みそのものの音色によってサウンドを構築していく。その設計思想において、AURIONはナチュラルオーバードライブであると同時に、歪みの質感で音を作るプリアンプとも言える存在です。
AURIONのコントロールには、SONIFIXが追求してきた「歪みを細かく作り込む」思想を反映しています。Blend、Level、Driveに加え、ウェットシグナルに作用するLow、Character、Toneを搭載。歪ませる帯域、低域の太さ、高域の質感まで細かく調整できます。なお、BlendとLevelの調整時にスクラッチノイズが発生する場合がありますが、不具合ではなく回路構成上の仕様です。
■コントロール
・Blend
原音とウェットシグナルのバランスを調整します。
完全にリニアな挙動ではなく、「ウェットに必要な分だけ原音を足す」という思想に基づき、自然なバランスになるように設計しています。ウェット側に振り切っても極めて自然な質感を保ち、AURIONのナチュラルなドライブサウンドをそのまま前面に出すことができます。
・Level
ウェットシグナルのレベルを調整します。回路構成上、センター付近ではわずかにレベルが上がる仕様です。
・Drive
歪み量を調整します。
低めに設定すれば、常時オンで使える軽いサチュレーションや質感付けとしてプリアンプ的に機能します。高めに設定すれば、フレーズやソロを前に出すための濃密なドライブサウンドになります。
・Low
ウェットシグナルの低域の太さを調整します。Lowを増やすことで、音像に厚みと重心を与えることができます。反対にLowを抑えることで、膨らみを整理したタイトで扱いやすいドライブサウンドに調整できます。
・Character
歪ませる帯域を変化させる、AURIONの中心的なコントロールです。歪みの重心や反応する帯域を調整することで、ヴィンテージライクな太く丸いドライブから、モダンで輪郭の立ったサウンドまで幅広く作り出せます。単なる音色補正ではなく、歪み方そのものを変化させるためのコントロールです。
・Tone
ウェットシグナルの高音域を調整します。歪みの明るさ、抜け感、エッジの出方をコントロールできます。高めに設定すれば、輪郭が明確で抜けの良いサウンドに。低めに設定すれば、高域の刺激を抑えた滑らかで落ち着いた質感になります。
■仕様
Width 94mm
Length 123mm
Height 57mm
Weight 412g
9volt DC negative center barrel
Current Draw 8mA
Input Impedance 1MΩ
Output Impedance 1KΩ