今、明かされるEVOの真実!

「Smaart V.7」という解析ソフト

2007年に始まったEVO 製作プロジェクトは2012年からの極少数の出荷で新たなシーンに突入致しました!
5年を要したEVO Secret STORYの概要はサイトを見て頂ければ把握できると思いますが、完成したEVOが何故、どのポジションでも輪郭が際立ち明瞭で突き抜け、激しく歪ませても芯が無くならないのか? 最前線のプロミュージシャンにチェックをして貰うと、異口同音に凄いね!良いね!との反応ですが、素朴にそれは何故なのかが判らないのがもどかしく、時間だけが過ぎて行ったある日! ドーム・アリーナクラスの大きな会場でのPA卓脇に必ず立ち上がっている、Rational Acoustics社の「Smaart V.7」という解析ソフトでチェックをしたマニアの登場で、一気に全ての疑問が晴れました。現在はSmaartV.8(https://www.otk.co.jp/products_search/rational/smaart-v8
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プロの音場周波数計測ソフトでは100%に近い使用状況で、スピーカーのパラメタリックイコライザーのチューニング用等にも使えるソフトですので、人間の耳が惑わされる環境でもリアルに周波数帯域を視覚化してくれます。 大きなライブ会場でどの席でも良いサウンドが届けられる様になったのは、「Smaart V.7」の功績かも知れません。

「Smaart V.7」によるEVOと代表的エレキギターの周波数計測

「EVO Secret STORY」の圧巻は「EVOの真実!」として、この「Smaart V.7」でGibson C/S 1959 LP STDとFender C/S 1956 STをEVO 0101Zと0202Zの周波数計測徹底比較を敢行致しました。

【計測ギターの比較データ】
※カッコ内はピックアップ
Gibson C/S 1959 LP STD/HRM GLOSS 3.95Kg  (Burst Backer #1,#2)
Fender C/S 1956 ST NOS 3Kg  (Custom 50s Single coil×3)
EVO 0101Z 3Kg  (EMG/81,85)
EVO 0202Z 3.1Kg (P.R.S/McCarty N,B)

ギターサウンドを決定付ける要素は、重量、硬さ、PU、スケール等ありますので、周波数特性が全てではありませんので、各ギターの違いを判断するための参考にして下さい。
又、CAP-iNAが自らギターを持ってチェックを致しましたので、ピッキングのばらつきが結果に影響している部分もございますので、併せて比較結果は参考となります。
比較項目は各機の開放弦の1~6弦で検証致しました。 和音では解析比較が難しく、又時間軸での計測も可能でしたが、次回のお楽しみテーマとさせて頂きます。

全ての計測画像を比較して掲載致しましたのでご確認下さい。
これを見れば! ギターに対する考え方がガラリと変る瞬間の目撃者になる!
次世代へ向かう新たな時代の証言者の様な、直ぐには酷評があるかも知れませんが、10年後には絶賛の嵐に変わる様な、
時代がEVOにやっと追いついた様な、不思議な感覚に包まれます!

画像横軸は周波数、縦軸は音圧となります。

各弦のアイコンクリックで別ページが立ち上がります。


では、各弦、各機の比較をご覧下さい。

周波数計測グラフ

総括

6弦:低域、高域共にEVOが出ている。
5弦:全体のレンジは似ている。
4弦:低域は類似するが、高域はLPが若干出ている。
3弦:低域と特に高域でEVOが出ている。
2弦:低域、高域共にEVOが出ている。
1弦:低域の音圧はEVOが安定している。
・全体的に0101Zの方がレンジが広く倍音成分(特に高音域)が多い
・出力はどちらもほぼ変わらず ・特に3、6弦は特徴的にEVOが出ています。

6弦:低域が少しと特に高域はEVOが出ている。
5弦:音圧の違いが有るが、類似した特性。
4弦:低域はEVOが、高域はLPが出ている。
1弦~3弦:低域、高域共にEVOが出ている。

6弦:低域は類似しているが、高域はEVOが出ている。
5弦:全域でEVOが均整の取れた倍音構成。
4弦~2弦:正確な倍音校正が低域から高域まで、EVOが安定している。
1弦:各基本倍音でEVOが大きく8Kを越えてSTが出ている。
・010Zの方が全体的に出力が高く、中音域が出ている
・1,2弦はSTが倍音成分多めだが、3~6弦は0101Zの方が倍音成分が多い。

6弦:低域、高域共にEVOが出ている。
5弦:全体で類似するが、音圧はEVOがある。
4弦:低域の強さと高域までEVOが安定して出ている。
3弦:全体で類似するが、高域でEVOが出ている。
2弦:低域から超高域までEVOが安定して出ている。
1弦:EVOの低域から高域まで安定した倍音構成。

正確な倍音構成で余分な倍音が少ない為、エフェクトの効きも良く、RolandギターシンセGR-55等では最速のレスポンスで、ギターシンセを弾く事が楽しくなります! アンプを使わずラインでのレコーディング等でも、音痩せせずタップサウンドも驚きの粒立ちです。
クリーンでも激歪みでも驚きの立ち上がりです! 今回計測比較したLP、STは現在のポピュラリティ・ミュージックの根幹を創った偉大な名機の現代版です。
計測結果で否定をするのではなく、あくまで各機の個性を受け止めて新たな楽曲を創造するアーティストの方へ、参考として頂ければ嬉しい限りです。
最新のアーティストはアンプを使用しない事も多く、レコーディングではUSBインターフェイスからのギタリストも増えて来ました。 従来とは使用内容も変って来ているエレキギターは、自ずと性能が変って来る事は時代を反映していると思います。
各弦の比較画像を穴の開くほど良~く見て、一度EVOサウンドを体感してください。 新しいギターワールドが待っています!

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担当:稲澤(イナザワ)
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