■ 2008年4月2日

リハーサルスタジオにて。
EVOの根幹を成すモチーフ、アルミ削り出しボディの1996年製USA Abel Axeで製作したMetal Driverのサンプルを試していただく。

HISASHIのコメントは「見たまんまの音ですね!」

搭載したPUはボディ直付けのEMG81&85。
サウンドがあまりにもダイレクト過ぎたようです。

■ 2008年4月5日

その3日後の4/5 23:15。

HISASHIよりメールにてUSAの某リプレイスメントボディ&ネック材メーカー製のボディ画像が届きました。

それはUSA/Fender社のMusiclanderのデザイン。
そのままのデザインではTALBO Secret FACTORYのコンセプトから外れてしまうため、それをモチーフとして新たにデザインを起こしました。

■ 2008年8月11日

都内某所。

2パターンのデザインを用意して望むプレゼンテーション。
色を付けた発泡スチロールでデザインの確認をしていただいたところ、現在のEVO(イーボ)に近い形が選ばれました。(発砲スチロールに普通のラッカー塗料を吹きかけた為、少し溶けてしまいました。無知は怖い。。。)
そしていよいよ木材でモックアップの製作にかかります。
ボディ厚は25mm、リペア工房WSRで図面通りに切り抜いて貰いました。
スケールは324mmを想定し、ヘッド未削りのネックを装着してバランスを確認します。
そのモックアップでデザインの確認をしたところ、「少しボディを大きく」との意見が。
それを基に、図面を再度書き直し、ボディ厚もGK-KIT搭載を見越して、13ピンコネクターの23mmが収まるよう27mmへ変更、新たなモックアップを再度WSRで製作しました。
そうして出来上がったモックアップの形状は、最終形とほぼ変わっていません。
ヘッド形状はボディとのバランスをとりながらも近未来?ビザール?感を意識、ほど良いテンションとサスティンを犠牲にしない最新の形状を目指したデザインを提案しました。
そしてリハーサルやレコーディングの合間に抱えた時のバランスも確認、その後ネックグリップの最終確認にはいります。

■ 2010年晩夏

プロジェクトの発足より既に3年が過ぎ、時は2010年の夏を過ぎていました。
手書きの図面から、アルミ切削マシーンに入力するためのコンマ3桁までの
正確なデータを作成。
ネックポケットは全体の品質に関わる重要な部分です。先人達の遺した
偉大な作品を大いに参考とさせて頂きました。

最終図面のチェックをしながら実際のパーツを搭載して操作性を確認。
年末ギリギリまで各パーツの位置関係や、パーツの穴径指定に集中。

■ 2011年

いよいよ2011年を迎え切削開始!
細部の微修正後アルマイト処理を経て、ボディが完成しました!
そのボディを用いて1台を組み上げたクラフトマンから驚嘆の声。
「サスティンが長く、アタックも速い!それにこのフラットな特性の
サウンドレンジは木材ではなし得ない!」


EVO(イーボ)にはRoland GKドライバーを標準装備として搭載する予定のため、
試作1号機にもGK-KIT-GT3を搭載してギターPUとの相性等もチェックを行います。
GRとVGでチェック、ご機嫌な反応スピードでした。

■ 2011年1月20日

ZEPP TOKYOにて。

組みあがったばかりのEVOは2011/1/20 ZEPP TOKYO 「GLAY 新春特別興行 ~平成の世に生まれて~第一夜」の
1曲目「シキナ」でVG-99と共に華々しくデビューを飾りました。

その後、ネックの材質をメイプルとマホガニーで比較、得られるサウンドの違いをレコーディング等でチェックしたところ
ネック材はマホガニーに決定しました。

■ 2011年3月11日

ネックグリップはHISASHIの愛機ZEMAITIS METAL TOPのネック形状をプロファイル。
ネックプロファイルは午後に行ったのですが、くしくもその日はあの東日本大震災。
あまりの激震に即フライトケースへしまいこむ。
このとき、ボディトップを閉じたデザインの提案を受け、
27mmボディでトップを閉じたデザインと、ボディ厚を3mm厚くした
30mmの開いたデザインで再度試作を作成する事になります。
新しい試作機をチェックしてわかったことは、
「トップを閉じると中域の音圧が上がり、かなりロックなテイスト」となること。
そのサウンドを受け、急遽「HAPPY SWING 15th Anniversary SPECIAL LIVE ~We Love Happy Swing~」の7/31幕張メッセの花道で華麗な姿を披露。
その雄姿はライヴDVDで確認が可能です。
同時に7/30以降はTALBOも「24フレット仕様」として新たな展開を迎えていました。
そして、2011年初春から俄然スパートのかかったEVOプロジェクト。
同時進行していたTALBO「24フレット仕様」の影響か、ナント!「24フレット」リクエストの洗礼を受けました!

当初よりフロントPUサウンドの重要性を考慮し、22フレットで提案したデザインだったのですが。。。
24フレット仕様となれば、ネックポケット位置変更、フロントPU位置、カッタウエイ形状、ボディバランスから
左右のウイング形状等の変更をしなければ、ギターとして成立しません。むむむむ……(川平 慈英?)!
図面の書き直しを経て再度ボディの試作に入りますが、サスティナーの搭載や弦のボディ裏通し等の試作も同時進行して行きます。
2011/10/6から始まった「GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2011-2012 "RED MOON & SILVER SUN"」のリハーサルの合間を縫って、HISASHIがライブで使用する機材でサウンドチェックが続きます!

苛酷なライブ環境では音圧感やノイズ、ハウリング等、スタジオでの
チェックでは起きなかった現象が。

■ 2012年2月10日

松戸・森のホール。

ネックグリップ、ボディバランスチェックを経て、遂に華々しいデビューを飾る時がやって来ました!
ツアー後半リハーサルでの入念なチェックを経て、初日2012/2/10松戸・森のホールでその鮮烈なサウンドが放たれました!

会場最後方で確認したところ、PAを通っても突き進む伝達性に優れたサウンドながら、金属質ではない厚い異次元のサウンドでした!

そして、全国を廻って来たツアーファイナルの日本武道館ではEVO 0202Zが2012.4.19の「everKrack」「ALL I WANT」「VERB」~で登場!
4/22のビデオシューティングでは「FAME IS DEAD」「Ruby's Blanket」「THINK ABOUT MY DAUGHTER」で、EVO 0202ZWが突き抜けるサウンドと美しいシルエットを魅せました!

■ 2012年7月28日~29日

更に2012年の一大イベント『GLAY STADIUM LIVE 2012 THE SUITE ROOM in OSAKA NAGAI STADIUM supported by glico』 でEVO 0202Zが更なるネック修正を経て、大舞台の後半JIROメドレー~「Chelsea」「BURST」「SHUTTER SPEEDSのテーマ」「ACID HEAD」で厚いサウンドを放った事実を目撃しています!

■ 2012年12月10日

Zepp DiverCity 『HOTEL GLAY presents GLAY CHRISTMAS SHOW 2012 Winter THE SWEET ROOM』の「Bible」でのEVO 0202Z!
ユーストやニコ動で熱くなった方も多いはず!

■ 2013年3月10日

"必見映像"
「GLAY ARENA TOUR 2013 "JUSTICE & GUILTY" in YOKOHAMA ARENA」

Blu-ray
LSVB-0008 価格:¥6,500(tax in)
DVD(2枚組)
品番:LSVD-19-20 価格:¥6,000(tax in)

お求めはhttp://gdirect.jp/

GiGS 2012年10月号に
「EVO」製作ストーリーとHISASHIのインタビュー掲載!

「HISASHI曰く」
わりとスタンダードな機材を使っていたけど、ツアーをやるようになってから自分のカラーが必要になてきたことを感じて。
スタンダードなものが素晴らしいということは確信したけど、そこにプラスして、もう一つ自分の武器が欲しいなと。
そうなったときに、飛び道具的なものが必要不可欠だったんです。

「EVOのトーンについて」
すごく好きな感じです。"アルミ!"という感じは薄くて、レンジ的に嫌味な部分がなくて。滑らかだけど、音の立ち上がりがすごく速いんですよ。
サウンド面も納得できるもの、というのはEVOの大きなテーマなので、望んでいた感じになって良かったです。

※インタビュー記事から抜粋

こうして遂に世へ放たれた「EVO(イーボ)」は完全限定にて発売される!

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