ロックハウスイケベ池袋ギター担当/江原(えはら)です。
今回紹介するのは「PACIFICA Standard Plus 12&12M」です。

こちらのモデルの発売発表前、YAMAHA様のInstagramをチェックしていると「Pacificaの歴史・変遷」的な内容の投稿があり「絶対に新製品でる流れだ・・・!」と勝手に興奮していました。
営業担当さんにずっーっと「Pacificaの高いモデル出ないんですか、昔のUSA 2 Customみたいな方向性で、出たら買います」という話しを度々していた私は発表を見てただ歓喜していました。

アルダーボディにローズ・メイプル指板といった構成は今までのPacificaシリーズと同様ですがボディには「アコースティック・デザイン」を採用し鳴りが向上しております。また新設計のコンターデザインで抱え心地も少し違います。
各部パーツも「正統派アップデート」といった感じでスタガードのロックペグ、大定番ブリッジ「Gotoh 510T FE-1」の安心感たるや。そしてうれしいステンレスフレットは音の立ち上がりの速さに一役買っているとともにメンテナンスフリーなところが最高です。

そして皆さんがきっと気になっているRupert Neve Designs社と共同開発された新ピックアップ「Reflectone」。
メーカー製品サイトでも詳細なスペック記載がなく、何者?どんな感じ?となっていると思います。
今回は「直流抵抗値測れるくん」を使ってコントロールを通ってアウトプット・ジャックから出る直流抵抗値を測ってみました。

リアPU・・・7.30kΩ
センターPU・・・6.68kΩ
フロントPU・・・6.25kΩ

数値を見るとそんなにパワフルでは無い感じですね、所謂ヴィンテージ系PUみたいな数値です。
ただ出てくるサウンドはヴィンテージぽいイナタさはあまりせず、非常にバランスの良い端正なサウンドです。
そしてコイルタップ前提の開発であるからか?タップしてもガッツリ音量が下がる感じはしません。なんならタップしている時の方が3つのPUバランスが良い気もします。

ちょっと気になったのでキャビティの中もチェックしましょう。
ボリュームにハイパスコンデンサが付いてますね、これでボリューム絞ってもモコモコせずシャキッとしたサウンドが出せます。
こういった情報、製品ページに書いてなかったですね・・・!嬉しい発見です!

今でこそビギナー向けのモデルという認識の方が多いかもしれませんがプロフェッショナルライクな仕様に仕上がっています。
これより上位機種になるモデルがあるっていうんだからどうなっちゃうのー!感じです。

今までのPacificaとは違う、新しいPacificaを是非ともお試し下さい!

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