2014年12月27日、超満員のスタジオリボレ Part2 101スタジオ。「レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジのサウンドはどのようにしたら再現できるのであろうか…?」比類なき探究心によりジミー・ペイジを完全再現し、ジミー・ペイジ本人も認めるレッド・ツェッペリン・トリビュートの世界的第一人者、ジミー桜井氏がそのサウンドの秘密に迫ります!
 
ジミー桜井
“自分の家でも作れるジミー・ペイジ・サウンド”
続いて、ジミー桜井氏は自宅で演奏する際のサウンド・メイキング方法を紹介しました。こだわりの機材が必要なのことは承知ですが、やはり、身近な機材でどうやってサウンドを作るのか気になります。まず、ギターは現行ノーマル仕様のヒストリックコレクションのレスポールを使用し、Marshall DSL-15CとBSM トレブルブースターを組み合わせて自宅で再現できるサウンドを解説!
ジミー・ペイジ・サウンドに近づけるエフェクターの数々。
ジミー・ペイジ・サウンドに近づけるエフェクターの数々。
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ジミー・ペイジといえば、ECHOPLEXの存在もかかせません。
ジミー・ペイジといえば、ECHOPLEXの存在もかかせません。
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ECHOPLEXのプリアンプ部分を再現したJim Dunlop Echoplex Preamp。
ECHOPLEXのプリアンプ部分を再現したJim Dunlop Echoplex Preamp。
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トレブルブースターの他に、ワウペダルを使用するのも選択肢のひとつです。
トレブルブースターの他に、ワウペダルを使用するのも選択肢のひとつです。
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アンプ側はクランチ・チャンネルを使用して、やはり高音域を強調したセッティングを行います。
そして、エフェクターにトレブル・ブースターを使用します。
トレブル・ブースターを使用することによって、ヴォリュームを絞ったときのトーンに輪郭と艶を与えることができ、音抜けが向上するなど、効果的な音色を生み出すことができます。

【使用したトレブルブースターを比較】
BSM / VX-C … VOXのトレブルブースターを再現。こちらはゲインが小さめ
BSM / VX-T … VOXのトレブルブースターを再現。こちらはゲインが高め

“ジミー・ペイジを再現”ということであれば、ゲインが小さいBSM / VX-Cがマッチしますが、BSM / VX-Tは中音域が強調され、より音域の幅を広く調整することができるといったメリットもあります。

Marshall DSL-15Cのショッピングページはこちら>>
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次に、「GRINNING DOG / Mr.Jimmy Pickup set」を搭載した現行ヒストリックコレクションのレスポールをMarshall DSL-15Cにダイレクトに繋ぎ、アンプ側をリードチャンネルに設定。するとトレブルブースターを使用せずとも、ジミー・ペイジ・サウンドを出すことができ、「GRINNING DOG / Mr.Jimmy Pickup set」の特徴を体感することができました。
また、ジミー・ペイジといえば、ECHOPLEXの存在もかかせません。 ジミー・ペイジはエコー部分の使用もしていますが、ECHOPLEXのプリアンプ部をブースターとして使用していました。
現在ではECHOPLEXの入手が難しい状態ですが、そのプリアンプ部を再現したエフェクターが発売されています。代表的なのはJim Dunlop/ Echoplex PreampとXotic/ EP Boosterがあります。
比較のために、現行ヒストリックコレクションのレスポールをジミー桜井氏所有のヴィンテージECHOPLEXとEchoplex Preampに繋ぎ、ヴィンテージMarshall1959から音を出しました。
Echoplex Preampはジミー桜井氏所有のヴィンテージECHOPLEXと比べて、カバーできる音域を広げられるようになっているので、ゲインを高くしたセッティングも可能です。
ジミー桜井氏は「よく出来ていて近いサウンドが出せるね。高域もブーストしてくれるのでセッティングによってはトレブル・ブースター的にも使えるね。」と評価しました。

Jim Dunlop/ Echoplex Preampのショッピングページはこちら>>
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【自宅で行うジミー・ペイジサウンド・メイキングのポイント】
・現行のレスポールを使う場合はトレブルブースターを使用する
・トレブルブースターがなければ、ワウ・ペダルでも代用できる
・「GRINNING DOG / Mr.Jimmy Pickup set」をレスポールに搭載する
“ホンモノに迫る、デジタル・モデリング・アンプ”
自宅で手軽に、さまざまな音が出せるというメリットから、愛好者が増えているデジタル・モデリング・アンプ。そのデジタル・モデリング・アンプの中でも、注目度が高いYAMAHA / THR-10を使用し、サウンド・メイキング方法を紹介。
アンプシミュレーションを、BRIT HIモードにし、Bassは0、Middleは10、Trebleを10に設定。
それに加え、アンプのヘッドフォンアウトからPAに繋ぎ音を出します。 このモデリング・アンプに「GRINNING DOG / Mr.Jimmy Pickup set」を搭載した現行ヒストリック・レスポールを繋げた状態で、バンドアンサンブルを行いました。
意外とパンチの効いたサウンドで“Immigrant Song”が演奏され、会場を驚かせました!
これには、ジミー桜井氏も唸ります!
「バンドアンサンブルでも使えるくらいイイ線いっているサウンド、自宅練習にはピッタリだね」

YAMAHA / THR-10のショッピングページはこちら>>

会場に驚きの空気が流れた状態で、
「ではもう一度、ヴィンテージ機材を鳴らしましょう」とジミー桜井氏。アンプをヴィンテージMarshall1959に切り替え、再び“Immigrant Song”をバンドアンサンブルで演奏。
やはり、この音にはかないません!ズッシリと伝わる音圧、音質の膨らみ方から、高音域の突き抜け方まで、まるで音が生きているかのようでした。
デジタル・モデリング・アンプの進化も素晴らしいですが、それと同時にアナログアンプの持つ“生きた音”の魅力も再認識できました。
Marshallの上に乗っかるTHR-10。小さなボディから驚きのサウンドが!
Marshallの上に乗るTHR-10。小さなボディから驚きのサウンドが!
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ジミー桜井氏も、THR-10の実力に唸った!
ジミー桜井氏も、THR-10の実力に唸った!
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“出したい音を追求することができる、それが醍醐味”
ギブソン・EDS-1275を鳴らし、“Song Remains the Same”を熱演するジミー桜井氏。
Gibson・EDS-1275を鳴らし、“Song Remains the Same”を熱演するジミー桜井氏。
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ワウペダルを踏み込む位置はここまで持っていきます!
ワウペダルを踏み込む位置はここまで持っていきます!
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最後にジミー桜井氏はGibson EDS-1275を持ち、バンドで“Song Remains the Same”を演奏。ワウペダルを高音域が強調される位置まで踏んでトレブリーにしたサウンド。ギターを鳴らすと『レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ』の“Song Remains the Same”が蘇ります!バンドが加わったところで、熱の入った桜井氏のギタープレイが炸裂しました!まるでジミー・ペイジの魂が乗り移ったかのように、右手を振り上げるあのアクションや、両足をクネクネと動かしながら移動するあのアクションなど、多くのパフォーマンスが再現され、会場のお客様も心躍らせていました。

ジミー・ペイジの魅力はまだまだたくさんあり、細かいディテールや詳細ポイントなど、話していないことがあるとジミー桜井氏!是非とも、第2回を開催してより細かい部分の研究会を行っていただきたいです!(この目からウロコな大研究会、今回お越しいただけなかった方も、レポートをみてご興味をお持ちになっていただけた方も、是非とも生でご体験いただくことをオススメします!!)

今回の大研究会。ジミー桜井氏が“どれだけ本人に近づけるか”をテーマにして、“ギターを弾くときに、より細かなところへ目を配り、耳をかたむけ、手を動かすことによって導き出せる、大きな可能性”の意味を私たちに伝えてくれました。
まずはお手持ちの機材で、どうやって近づけるかの工夫をしてみることが大切ですが、足りないと感じたところはギター本体をいじってみる、エフェクターをそろえる、近しいアンプを手に入れるなどで“あの音”へと近づいていくが重要です。 自分自身で試行錯誤し、極上のサウンドを手に入れたとき、きっとギターを弾くことの楽しみが増え、楽器の面白さや、音楽の魅力を再認識することでしょう。

最後に、ジミー桜井氏と参加いただいたお客さまで記念写真!みなさま、ご来場いただきありがとうございました。
集合写真
ジミー桜井

【 Jimmy SAKURAI プロフィール 】
比類なき探究心により、レッド・ツェッペリンのギタリスト「ジミー・ペイジ」を完全再現する世界的な第一人者。その完成度の高さはジミー・ペイジ本人にも認められ、2014年には渡米しアメリカの人気トリビュート・バンド「LED ZEPAGAIN」に加入。日本でリーダーを務めた ZEPPELINトリビュート・バンド「MR.JIMMY」では秋葉原CLUB GOODMANの草創期にレギュラー出演等、池部楽器店とはギタークリニックなどのコラボレーションも数多い。

アメリカで活躍中のジミー桜井氏の記録を綴った“米国ROCK紀行”はこちら>>