
鍵盤を弾く(押す)行為をトリガーとし、オシレーター、フィルター、エンベロープ等の要素を電圧でコントロールして感情表現の出来る電子楽器を創ろうという流れは自然発生的に起こり、、幾多の先駆者が開発を重ねていきました。
量産では1960代初頭のことと伝えられています。
開発当初の壁の様なモジュールタイプから、コンパクトにまとめられ、後に多くのミュージシャンに愛用されるMINI MOOGやARP ODESSEY等のシンセサイザーは、存在感のあるアナログならではのブ厚いサウンドを備えておりました。
国内でもローランド、コルグ、ヤマハなど続々と新製品を発表して行きます。
キーボーディストはもちろん、そのサウンドに刺激を受けたのはギタリストも同様です。
ギター用のさまざまなエフェクト(といってもそんなに多くの種類が発売されていたわけではありません)を駆使したとしても、ギターの音はギターの音でしかなく、 まったく異なる構造から生み出されるその可能性に満ちたサウンドに魅了されたギタリスト達が、そのサウンドをギターでコントロールしたいと考えることはごく自然なことと言えるでしょう。
ROLAND SH2
1970年代後半、アナログシンセサイザーのローランドSH-2、コルグMS-20、ヤマハCS-10などは外部入力端子(EXT IN、EXT SIGNAL等の名称)を装備していました。
ここにギターなどを繋ぎフィルターとエンベロープを通したサウンドや、CV/GATEに変換をしてオシレーターまでもコントロール、シンセ音源を鳴らしてモノフォニック・ギターシンセとして使用していたミュージシャンも多かったと思います。(機種限定)
そのような流れを受け、後述のGRをはじめ、数社よりモノフォニック・ギターシンセサイザーが商品化され発展するかに見えましたが、多くの機種はエフェクター的な性格が強く、現在に続く後継機もありますが、楽曲の中で使えるより完成度の高いサウンド&ツールとしての魅力は、Roland GRが圧倒的なパフォーマンスを誇り、パットメセニーをはじめ現在でも最前線のミュージシャンやクリエイターが愛用、現在に続く流れを形成しております。
MINI MOOGのEXT.SIGNAL
現在はV-Guitar SystemのVG-88からVG-99、V-BASS→Guitar Prosessor GP-10への進化と、GR-55、SY-1000までの13ピンアウトを持つ全てのGKギアに対して、「ギターシンセサイザー」とカテゴライズされています。
GR-500
GR-500&GS-500 ※クリックで拡大
GS-500ピックアップ ※クリックで拡大

24ピンコネクタ

初期のGRロゴ
アメリカ建国200年に沸いた1976年。その翌年の1977年に世界初のギターシンセサイザーRoland GR-500が、ギターコントローラーGS-500と共に発売されました。(1ドル/240円程の頃です) GR-500は当時ジミーペイジ、ジェフベック、ジェフバクスター、国内では和田アキラ、谷川史郎などが使用、広告にも登場しています。
寺内タケシはGR-500をアルバムジャケットに用い、斬新な作品を遺しております。 ギターシンセ本体とギターコントローラーは24ピンケーブルで接続され、発音は当時の鍵盤シンセ同様、1ノートのモノフォニック、当然和音は弾けません(悲)。
驚きの事実は、各弦独立に反応するディバイデッドPUが当初から装着されていることでしょう。
いわゆるLPスタイルギターコントローラーは当時の富士弦楽器製造(株)にて制作され、ギターとしての完成度も高く、既に世界レベルに達しておりました。
ギターのコントロールパネルを良く見ると、「POLYENSEMBLE」「BASS」「SOLOMELODY」「EXT SYNTH」のセクションにはそれぞれ「ONスイッチ」と、「P」「B」「M」「S」とコントロールの頭のスペルをあしらったボリュームノブが装着されております。
モノフォニックなのにPOLYENSEMBLE?音を出してみたくなりますね!
あまり知られておりませんが、ギターコントローラーGS-500はフレットがスイッチの役目を果たしており、弦やフレットが腐食すると反応が不安定になってしまう構造でもありました。
鍵盤をスイッチと捉える電子楽器の基本的な考えを継承したものと思われます。
今でこそ「?」と思われるでしょうが、当時の開発者の試行錯誤っぷりが窺えます。
GR-300
1980年に満を持して発売された世界初のポリフォニック(和音が弾ける!)・ギターシンセサイザーです。
マニアにはあまりにも有名、あの御大パット・メセニーもシンクラビア対応の改造(コントローラー本体の形状も改造)などを経ていまだに愛用しております。
ベロシティには対応せず、ピッキングから出音までの遅れもありますが、その音色、操作性がパットを虜にしてしまったようです。
同時にコントローラー(ギター本体です)は、前述の様に富士弦楽器製造(株)が生産していた関係で、G-303(セットネック仕様)はグレコのGOシリーズ(当時の人気機種です)と同様のボディを採用しており、
ボルトオン仕様のモデルはG-202(2ハムバッカー仕様)&G-505(3シングルコイルPU仕様)で、ニール・ショーン、ジェフ・バクスター等の使用が話題となりました。
GR-300のサウンド、操作性が海外でいかに高い評価をうけていたかの証といえるでしょう。
又、ローランド・ラックをバックにアンディサマーズがG-303を抱えた
ド迫力の画像が、NAMMでのリーフレットの表紙となっておりました。
GR-700
1984年、鍵盤のシンセサイザーもモノフォニックからポリフォニックへ移行していった時代に、世界中にセンセーショナルな話題を巻いて発売されたGR-700は音源部に6音ポリフォニックシンセ・JX-3P同等の音源を採用し、遂にピッキングベロシティにも反応することが可能になりました。
ベロシティ(タッチセンス)対応となり、楽器としての表現力・完成度もMIDI規格の進化と共に、ミュージシャンを満足させることのできるツールへと発展していきました。
音色をエディットする方法は、基本的にパラメータを呼び出し変更する方式でしたが、別売のJX-3P用プログラマー・PG-200を用いれば、
アナログシンセサイザーのようにつまみによる可変が可能となり、音色のバリエーションはもちろん、操作性にも気の配られたモデルでした。
同時発売のスタピライザーを装備した近未来的デザインのギターコントローラー・G-707も世界のミュージシャンを魅了し、
アンディ・サマーズや、日本では安全地帯の大ヒット曲「ワインレッドの心」のイントロで使用され、ブラウン管(テレビです)にも露出を果たしています。
同時期、アイバニーズからはIMG2010としてヘッドレスの大胆な形状のモデルが、24ピンコネクター装備でMIDIコンバーターGM-70と共に発表されました。
GR-1
ラック・マウントタイプのGR-50を経て、1992年には新たにデジタル音源を搭載したGR-1が登場しました。
操作性と音源のクオリティの高さでギタリストから好評価を得ました!
コントロールペダルのレイアウトも現在のGR-20GKに通じるものがあります。
そしてここでギターシンセサイザー界に
一大改革がもたらされます。
GR-700までは専用のギターコントローラーを用いるスタイルでしたが、小型のシンセドライバーGK-2(現在まで続く13ピンコネクタ仕様)
の登場により、自身のギターへの搭載が可能となり、扱いなれたギターでシンセサウンドを楽しめるようになりました。
GR-09
GR-1発売から2年後の1994年にGR-1のコンセプトを受け継いだGR-09が発売されました。
ボディサイズを半分程にダウンサイジング、可搬性を高め、レスポンスのアップを図りながら
高品位な音源を180種類搭載、28音ポリフォニックとし、持続音の次のフレーズで
前の音が消えてしまう弱点に対策を施し、よりギターライクなプレイヤビリティを実現しています。
GR-30
1996年発売のGR-30はGR-09とほぼ同サイズ。
当時のローランドの高品位な音源を384種類搭載して28音ポリフォニックで、エフェクトとしてリバーブとコーラスを装備してありました。
機能は現行のギターシンセに近くなります。
GKドライバーのGK-2も外観は変わりませんが、GK本体の処理スピードが向上したGK-2Aへと進化しています。
GR-33
当時、世界的にクリエイターが愛用していたRoland XP/JVシリーズ音源と、エクスパンション・ボードSR-JV80シリーズも含めた膨大なサウンドライブラリの中からセレクトした即戦力の384種類の音色を内蔵、更にマルチエフェクトも搭載し、より多彩なサウンドメイクが可能となりました。
同時発音数は48音ポリフォニックへと進化し、デュアルモード(異なる音色を同時に発音)でのブ厚いサウンドや、
各弦毎に音色指定(ディバイデッドPUの醍醐味!)が可能となった高性能ギターシンセサイザーです。
エクスプレッションペダルはコントローラー本体と一体化、ライブパフォーマンスでも威力を発揮しておりました。
GKドライバーは途中からGK-2AからGK-3へと進化を遂げ、次のGR-20の発売を待つ事になります。
GK-3はギター本体の加工を最小限に抑えた工夫がなされ、容易な装着と弦振動を感知するヨーク部分の幅を広げ、
ギター指板のR(アール)の違いにも対応出来るように進化しました。
GR-20
2004年に発売された「エフェクター感覚・直感的なユーザー・インターフェースで
すぐに使いこなせるギター・シンセサイザー」です。
音色とバリエーションはスムーズに選べ、目的の音色を素早く見つけ出すことができます。
さらに、アタックやリリース、ディレイ/リバーブ、コーラスなど、専用つまみで簡単にエディットが可能。
ギタリストが普段使い慣れたエフェクターの感覚で、多彩なサウンドを演出可能です。
コンパクトボディで、セッティングもエフェクター感覚、マルチ・エフェクターなどを使ったお手持ちのシステムに追加するだけで、サウンド・バリエーションを大幅に拡大。新たなサウンド表現を追求しているギタリストに最適なモデルです。
ギターの演奏法に適したサウンドをはじめ、高品位な音色469種類をプリセット・パッチとして内蔵。
ディバイデッド・ピックアップGK-3、GKケーブル(5m)が付属。購入したその日からギター・シンセが楽しめます。
GK-3は、自然なギター・プレイを可能にするコンパクト設計。従来モデルに比べて30%薄型になったことで、トレモロ・アームの取り付けやケースへの収納もスムースになりました。また、コントローラー部のつまみがひとまわり大きく、スムーズになり、操作はより向上。
2列のヨーク部分の中に弦が触れて起きる発振を抑えるウレタンを装着した進化を遂げており、
ベースにも対応可能です。
GR-55
待望のローランドNEWギターシンセサイザーは、今までのギターシンセサイザーへの認識を根底から打ち破る、驚異のマシンです。 今までの製品との一番の違いはピッキングの反応速度と音源の飛躍的進化、GRシンセサウンドに加えレイテンシーフリーのCOSMギターモデリングが融合した超ハイブリッド方式音源!これにより 驚きのギターシンセサイザーワールドの構築に成功いたしました。 GK-3搭載ギター又はGK対応ギターで鳴らしてみると、新しいエフェクトではないかと錯覚する程のピッキンググレスポンスに驚かされます。 プリセット・サウンドはLEAD、RHYTHM、OTHERの中から選択で、楽曲の中でギタリストが即使える音色がギター・モードで270音色内蔵し、更にエディットしてユーザーメモリーに297音色メモリーする事も可能です。 又、自分のギター音とシンセ音をミックスすると、非常に表情豊かで斬新なギターサウンドが生まれます。 GR-55はVG-88から始まるCOSMテクノロジーの本格的アンプモデリングと、多彩なマルチエフェクトを搭載しており、独立したコーラス/ディレイ/リバーブとも組み合わせて多彩なサウンドメイクが可能です。 新たにサウンド・オン・サウンド演奏が可能で、ライブでのリアルタイム・パフォーマンスに威力を発揮します。 PCとの接続もUSB端子から可能で、USB AUDIO及びUSB MIDI機能を搭載して、DAWへの発展性とギター/ベースからのMIDIレコーディングへの対応も可能です。 ベース専用モードも装備してベース・サウンド専用プリセット・サウンドを90種類搭載! 操作性も格段に向上し音色エディットには、EZEdit機能により煩わしい事なく即ライブやレコーディングで活躍致します。 楽曲製作でのプリプロやライブで、新しいサウンドをお探しの方は、是非GR-55をお試し下さい。
GR-D (V-Guitar Distortion)
GR-D (V-Guitar Distortion) ※クリックで拡大
GR-Dは、ディバイデッド・ピックアップGK-3を装着したギターやV-Guitar GC-1に対応した次世代ペダルです。
各弦の信号を独立して処理する「GK-Processing」により、従来のノーマル・ピックアップのギターとは違った、まったく新しいディストーション・サウンドを創出することが可能です。ギタリストの創造力を刺激する、これまでにない新感覚のプロセッサーがGR-Dです。
◆各弦からの信号を個別に処理する先進テクノロジーGK-Processing。
従来のノーマルなギター・ピックアップでは6本の弦からの信号をまとめてピックアップして送出するのに対して、GKピックアップは、各弦の弦信号を個別にピックアップ。弦ごとの演奏情報を正確に抽出することができます。そして、GR-Dでそれぞれの弦に最適なプロセッシングを行うことにより、これまでにない新次元のディストーション・サウンドを生み出すことが可能になりました。
◆GK-Processingによる新次元のサウンド表現力。
GR-Dは、GK-Processingによるまったく新しいディストーション・サウンドを3タイプ搭載しています。 VG-DIST 1: 各弦独立処理により従来のピックアップやエフェクターでは得られないキレのある低域と太く存在感のある高域を併せ持ったディストーション・サウンドを創出します。 VG-DIST 2: ディストーション・サウンドにGK-Processingによるシンセ風の音色を融合した、重厚感のあるサウンドです。 POLY DIST: 太く存在感があるディストーションながら、クリアな和音の響きを保ったサウンドです。 更にアナログ・シンセ風のリード・サウンドもビルトイン。レイテンシーを感じることなく、ピッキング・ニュアンスを忠実に反映します。
GR-S (V-Guitar Space)
GR-S (V-Guitar Space) ※クリックで拡大
GKピックアップ専用の新感覚プロセッサー。
ローランド独自の「GK-Processing」により、これまでにないサウンドの広がりと響きを創造する。 GR-Sは、ディバイデッド・ピックアップGK-3を装着したギターやV-Guitar GC-1に対応した次世代ペダルです。
各弦の信号を独立して処理する「GK-Processing」により、従来のノーマル・ピックアップのギターでは得られない、きらびやかで広がりのある幻想的なサウンドを得ることが可能です。ギタリストの創造力を刺激する、これまでにない新感覚のプロセッサーがGR-Sです。
◆各弦からの信号を個別に処理する先進テクノロジーGK-Processing。
従来のノーマルなギター・ピックアップでは6本の弦からの信号をまとめてピックアップして送出するのに対して、GKピックアップは、6本弦の弦信号を個別に6個のピックアップで対応。弦毎の演奏情報を正確に抽出することができます。そして、GR-Sでそれぞれの弦に最適なプロセッシングを行うことにより、これまでにない、きらびやかで広がりあるサウンドを生み出すことが可能になりました。
◆GK-Processingによる新次元のサウンド表現力。
GR-Sは、GK-Processingによる豊かな広がりと独特の響きを持った4タイプの音色を搭載しています。
BOSS GP-10(Guitar Processor)
GP-10(Guitar Processor) ※クリックで拡大
先進のギタリストへ向けた、GR/VGとマルチエフェクトの究極の合体機!
ローランドが持つ歴代のシンセサイザーとマルチエフェクトのおいしいサウンド、GRで培った他メーカーの追随を許さない先進性は、遂に超低価格でも高品質なサウンドクォリティを実現!敢えてPCM音源を排し、GP-10として登場致しました!
驚きはギターボリュームの操作でもサウンドに表情をつけられる!モデリング音源やGK/PU駆動での6ポリフォニック音源にもにマルチエフェクトが掛けられる!DAWでの強い相棒!ライブでの秘密兵器!無限の使い方を突き詰めて下さい!
ギター/シンセ・モデリング、オルタネイト・チューニング機能、マルチ・エフェクツが融合した圧倒的な表現性を誇るギター・プロセッサー。
GK ピックアップ搭載ギターとの組合せでCOSMギター・モデリングやチューニングを自在に設定し瞬時に切り替えが可能。 太いアナログ・モデリング・シンセのサウンドも搭載。マルチ・エフェクツは通常のギター・ケーブルでの入力でも使うことができ、 ギターの表現性を無限に広げる進化型ギター・プロセッサーです。
・名機とされるエレクトリック・ギター、アコースティック・ギター・フレットレスギター・シタールも含めた幅広いタイプのモデリング・ギター
・オープン、ダウン・チューニングから12弦ギターサウンドまで、さらにユーザー独自の設定も可能なオルタネイト・チューニング機能
・最新COSMアンプとマルチ・エフェクツを搭載
・通常のギター接続時も単体マルチ・エフェクツとして活用できるノーマル・ギター・インプット装備
・演奏時にレイテンシーのストレスを感じないアナログ・モデリング・シンセ
・ReGuitarやReAmpが可能なUSBオーディオ、ギター演奏がMIDI情報として出力可能なMIDI機能を搭載
・エディター/ライブラリアン(TONE STUDIO)をインストールする事で、TONE CENTRALからトップ・プロ作成の音色パッチをダウンロード可能
・エクスプレッション・ペダルと4つのペダルを装備しながらも、非常にコンパクトな筐体。251mm×207mmのコンパクトサイズでエフェクトボードに組み込みもラクラクです!
接続するギターが変ると同じ音源でも周波数レンジや粒立ちが違います!高品質で帯域の広い音源とアンプを搭載!

BOSS SY-300
SY-300(Guitar Synthesizer) ※クリックで拡大
エフェクター感覚で接続できる新しいギター・シンセサイザー!
専用ピックアップを必要とせず、標準ケーブルの接続のみで使用可能。レイテンシーも無く、和音入力にも対応。
・通常のエフェクターと同じ標準プラグのケーブルを接続するだけで、
表現力豊かなポリフォニック・シンセ・サウンドを演奏可能。
・レイテンシーが全く存在せず、ギターの細かい演奏表現もダイレクトに反映する今までにない高い表現力。
・自在に組み合わせて徹底的にこだわったサウンド・メイクができる
3系統のオシレーターと4 系統のエフェクトを搭載。
・通常のギター信号も、シンセのフィルターやアンプ、LFO で加工し全く新しい音色づくりが可能。
★3系統のオシレーターを搭載。
各オシレーターの波形選択はもちろん、フィルター、アンプ、ピッチ・コントロールなどで波形を自在にエディットし、本格的なアナログ・シンセ・サウンドの構築が可能です。また、ステップ・シーケンサー(タップ・テンポ同期も可能)を活用して、よりアグレッシブなシーケンス・サウンドを創り出すことができます。さらにギターの入力信号をシンセの波形と同じようにエディットして、全く新しい音色を創り出すユニークなエフェクターにもなります。BLENDER機能を使えばランダムにシンセサイザー音色を組み合わせ、思いもよらなかった新たなサウンドと出会えます。
シンセ・パートに加え、同時に4系統まで使用可能なエフェクトを搭載。オーバードライブ、ディストーションや、コーラス、ディレイ、リバーブなどギタリストにとって欠かすことのできないエフェクトはもちろん、スローギア、スライサー、アイソレーターなど個性的なサウンドを演出するエフェクトまで幅広くスタンバイ。自在にルーティング可能なエフェクトを組み合わせる事でサウンドを無限に発展させる事ができます。

BOSS SY-1000
SY-1000(Guitar Synthesizer) ※クリックで拡大
究極のギターシンセサイザー登場!
70年代からのアナログシンセサイザーをギターで弾こうという悲願は遂に達せられた!
敢えてPCM音源を排し、新開発Dynamic Synth搭載!オシレーターの波形は10種類から選択でき、サイン波や矩形波、のこぎり波に加え、Roland独自のSUPER SAWなどを持ち、6種類のフィルターと音量のコントロール、2つのLFO、2基のステップ・シーケンサー対応。
又、アナログ・スタイルのポリフォニック対応のオシレーター・シンセサイザーOSC Synthを搭載!多数のフィルター・オプションを持ち、完全なADSRコントロールが可能!
ギタリストが特に気にするレイテンシーは、SY-300で成し得たGKピックアップを使わずに6本弦の信号から各弦の信号を取り出す技術により、処理能力がSY-300の6倍に達したカスタムDSPを駆使して、驚きのトラッキングスピードを獲得!
・アナログ・ギター・シンセサイザー“Roland GR-300”のサウンドも完全再現搭載!
・シンセ、モデリング・ギター/ベースを自由に割り当て可能な3つのINSTと豊富なパラメーターにより、かつてないサウンドと表現力を実現!
・各INSTで各弦個別にピッチ、レベル、パンニングの設定ができ、瞬時にオルタネイト・チューニングやユニゾンのレイヤーに対応。
・GKピックアップを使わずに、Dynamic Synthと内部エフェクトが使用可能なGUITAR INPUT装備。
・最高峰マルチ・エフェクターGT-1000由来の高品位なエフェクトとアンプ・タイプ搭載!
・機能を自由に割り当て可能な8つの本体フットスイッチに加え、外部コントロールの追加も可能。
拡張性を高めるエフェクト・ループや出力設定が変更可能なMAIN / SUB OUTPUTも装備で、ギターの生音に任意のEFを掛けて、任意のアウトから出力可能!
・USBオーディオ/MIDI対応、およびGuitar / Bass to MIDI機能対応。
・ギター、ベースそれぞれに専用モードをスタンバイ
・BOSS TONE STUDIOでサウンドを編集/管理、BOSS TONE CENTRALからプロ・ミュージシャンの作成したパッチをダウンロード可能!


GK-KIT-GT3(ドライバー) ※クリックで拡大
マグネティックタイプ
13ピン対応のギターシンセやVGなどは、専用ケーブルで接続する専用ドライバーで駆動致します。市販品ではローランドGK-3が一番有名です。
1弦から6弦まで、各弦に対応する6個のハムバッカー構造のピックアップが信号を適正に処理し、GRやVGへ送ります。
13ピンケーブルにて送られる信号は、1~6がGK PICKUP1~6、7:NORMAL GUITAR、8:GK VOLUME、9:GK/MIX/GUITAR SELECT SW、10:S1 SW、11:S2 SW、12: 7V(LED)、13:-7V(LED)という内容です。
アースは外枠にまとめられております。
GK-KIT-GT3(ドライバー) ※クリックで拡大
ローランドのGK-3は簡単に、しかもギターを加工する事なく搭載が可能で、ご自分のギターで即ギターシンセが楽しめます。
ギターの見た目が気になる方には、ボディ内蔵タイプのGK-KIT-GT3も用意されています。
こちらは、基盤スペースを確保する必要からボディの加工を必要としますが、ギターの見た目を崩さず、その操作性も好評です。
EMGピックアップやサスティナー、アクティブサーキットなどを搭載しているモデルの場合、通常アウトプットにプラグが挿されないと起動致しませんが、GK-KIT-GT3を内蔵した場合、13ピンケーブルが挿されれば他のアクティブサーキットも同時に起動いたします。
GK-KIT-GT2 on 仔TALBO
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GK-KIT-GT3 on PM100
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カスタムピックアップ(Godin)
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RMCカスタムピックアップ(Godin)
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Graphtech ghost Modular Pickup Systems
※クリックで拡大
過去のライブ機材紹介記事で、GKとサスティナー同時使用時のロバート・フィリップ氏とエイドリアン・ブリュー氏のギター側のアウトには、サスティナーを起動させる為のダミープラグが挿されていましたが、GK-KIT-GT3では不要です。
ベース用の外付けドライバーGK-3Bの内臓版、GK-KIT-BG3も4~6弦ベースに搭載が可能です。
Roland GK-3

ピエゾタイプ
GK専用ピエゾピックアップはGodin社のRMCカスタムピックアップが秀逸といえます。
各弦独立のピックアップは隣の弦の影響を受けないよう設計され、ギター信号とGK信号は基板上で振り分けられ、グレードの高いGKピエゾギターとしてミュージシャンの信頼を得ております。
Graph tech社のGHOST-Pickup SystemsはST、TL、LP、FRTタイプの形状があり、ピエゾ、GR別個の基盤で対応可能です。

GKサスティナー&サスティニアック搭載モデル
TALBO Secret FACTORYでは、GK-KIT-GT3とフルモードサスティナーの搭載を行っております。
先進的なギタリストがDTMやライブで使用する為のオーダーが多く、ギターシンセ音をサスティナーでコントロールしたらどうなるだろう?と言う興味から始まりました。
実はかなり以前からミュージシャンの間では、工房に出さずにサスティナー搭載ギターにGK-2Aを搭載したり、逆にGKギター(以前はIbanezなども生産をしていた)に、サスティナーを搭載したりと様々ですが、
結果驚異の世界が待っておりました。
数多くのGK-Sustainer組み込みを経て、ひとつの核心を見出しました。
ネック剛性が低いギターはGKもサスティナーも効きが今ひとつ!
反してボディ剛性と共にトータルとして、ギター全体の剛性が高く、レスポンスの良いギターはGKもサスティナーも気持ちよく効く!
カスタムショップ系の高額なギターはほぼOKでしたが、お求め易い価格帯のFlaxwood、TALBO、STEINBERGER(グラファイト機)などは、充分満足できるレベルです。
前述のGR-700/G-707はネックとボディがスタビライザーでつながれています。鋭角的なボディシェイプとあいまってデザイン的な理由からの搭載とも受け取れますが、実はネックの余分な振動を抑える事でGR出力を安定させる為に設計されたとの事で、偉大な先人の知恵に敬意を表さずにはいられません。。
豊富な組込み実績と知識、ギターシンセの歴史を踏まえたうえで、日々研究を重ねるグランディ&ジャングル。