シェイプ：
ボディシェイプは演奏性に優れたダブルカッタウェイ・モデル。ボディバランスやプレイアビリティ面で適応性の高いことを計算し、スタイリッシュなデザインながら演奏性まで追及された素晴らしいボディデザイン。

フィニッシュ：
HYDRAのボディ＆ネックフィニッシュは木地研磨後、ステイン処理が行われてからメインのカラーリング作業が行われます。 FCGRの職人技が光る極薄のポリ・フィニッシュは、澄み切った透明感をもつ美観と、木部の振動が生み出す豊潤なサウンドを生み出してくれます。
また、HYDRA CLASSICのネックフィニッシュにはCLASSICの名のとおり、吸い付く様なグリップ感と、倍音成分豊かなヴィンテージトーンが楽しめる、ニトロセルロースラッカー・フィニッシュを採用しております。

ネック：
25インチスケールのネックは度重なる「木材加工→乾燥（シーズニング）倉庫保管」を繰り返し、日本国内の不安定な環境の中でも安定したメイプルネックに仕上げられます。 ネックグリップはハイポジションに行くにつれ、程良く肉厚なグリップシェイプに仕上げられた「FCGR Original U-Shape」、 指板ラディアスは2-point/FRTブリッジにベストマッチのRに仕上げられ、フレットにはもちろんFreedomオリジナルステンレスフレット「FCGR Stainless Fret」を装備。

ARIMIZO：
HYDRAの特徴でもある伝統的な蟻溝の接合方法を採用し、匠の技術で加工された【ARIMIZO & ONE POINT JOINT】はボルトオン構造ながら、ボルト無しでもボディ＆ネックがぶれないセットネッククオリティに仕上げられます。専用のビットを使用してピンルーターで加工後、手作業でネック＆ボディの接合を行ないます。塗装工程も含め、これほどのクオリティは日本の湿度などを理解していなければ成し得ない仕上がり。

ジョイント部：
ネックジョイント用ネジによるトルクマネージメント(ネジの締めつけ具合による音色調整)をワンポイント・ジョイントの3mm六角レンチ一本で行うことが可能。 締めこむ方向にアジャストすることで、タイトでハイレスポンスなサウンドになり、逆に、締めこんだポイントから90度程度緩める事で、 ビンテージギターの様なジューシーで豊潤な倍音成分を多く含んだサウンドへと変化していきます。 たった一つのネジの締め具合を調整するだけで、お客様の好みに合わせて楽器本体の鳴りまでもコントロールできるという、まさにプレイヤーの理想を実現できるジョイントシステムとなっております。 画像でのネックグリップはボディとの接合部の手前までの仕上がりでしたが、完成品ではジョイント部のギリギリまで成型されており、これによりハイポジションでの演奏性が格段に向上しております。

ポジションマーク：
ネックサイドのポジションマークには、サイズが大きい蓄光ドットポジションマークを採用。ステージ上での暗転時、光を蓄積しておくことでポジションを見失うことはございません。 この様なプレイヤー目線のスペックもFCGRの特徴です。

ピックアップ：
素晴らしい鳴りを出力するピックアップもHYDRAモデルから搭載されたFCGRオリジナル「FCGR Hybrid Humbucker 」と、「WTA-ST01」をHSHにて搭載。 Hybridハムバッキング・ピックアップの最大の特徴である、音に芯のある究極にリアルなシングルコイルサウンドを手に入れるため、オリジナルボビンを型から起こし、 コイルワイヤーの容積と形状を通常のシングルコイルと同等にさせ、タップ時に使われるスラッグポールピース側のコイルに、着磁されたアルニコ・マグネットのポールピースを用いてマグネティックフィールドを変更。 2つのシングルコイルのコイルターン数等を変えることで、従来のハムバッカーをタップする際に損なわれていたアタックや倍音感をフォローし、 一般的なシングルコイルサウンドと比較しても遜色の無い極上のタップ・トーンを実現しました。 ハムバッキング＆シングルコイル共に弦間ピッチやポールピースが絶妙に調整されているので、各弦の出力バランスも整っている立体感のあるサウンド。

コントロール：
コントロールは5wayレバーピックアップセレクター、マスターボリューム、マスタートーン、ミニスイッチによるコイルタップスイッチ。 さらにはSTタイプのギターで言うブリッジトーンの位置に、RRシリーズでも評判のハムバッキング⇔シングルコイルの変化をリニアにコントロールできるタップ・コントロールを搭載。 これは、ハムバッキングとシングルコイルとの間の出力を自由に行き来することが可能になる画期的なコントロール。 トーンポット本体はPush-Pushスイッチになっており、コントロールするピックアップをネックPUとブリッジPUからセレクト可能。

Red Pepper：
ボディバックからのザグリ加工による完全ホロウ構造を採用。超軽量ボディに合わせてヘッドウェイトを考慮したマシンヘッドの選択による完璧なウェイトバランスを実現。これにより、「驚異的なハコ鳴り」と平均重量2.6kgという「圧倒的な軽さ」のギターを可能としております。ペッパーシリーズ第一号機のレッドペッパーはシリーズのテーマであるボディーサイズを遥かに超えた「ウォームで艶のあるハコ鳴り」と「圧倒的な軽さ」を一番意識したモデルであり、ペッパーシリーズのベーシックモデルといえるでしょう。

Black Pepper：
ボディトップからのザグリ加工によるセミホロウ構造のモデルです。ネック&ボディともにマホガニー材を使用し、シリーズ中最もソリッドなサウンドが身上のセンターブロックを採用しています。ボディトップ材と密着したソリッドセンターブロックにより、音にパンチと芯を持たせつつ、セミアコのような芳醇なトーンと、伸びのあるサスティーンをもつサウンドです。チャージアップにてトップ材にメイプルを採用することも可能なモデルで、サウンドの変化はもちろんのこと、杢目を生かす多彩なカラーリングを選択することが可能です。

Brown Pepper：
ボディトップからのザグリ加工による完全ホロウ構造を採用。 レッドペッパーを基調としながらも、ザグリ加工を逆から行うことによりボディ剛性を変化させ、 サウンドバリエーションを持たせております。このボディ構造によって、レッドペッパーに比べて倍音を含んだ柔らかなサウンドを持っています。ブラウンペッパーもレッドペッパーと同様に平均重量2.6kgという 超軽量ギターとなっております。チャージアップにてトップ材にメイプルを採用することも可能なモデルで、サウンドの変化はもちろんのこと、杢目を生かす多彩なカラーリングを選択することが可能です。

Green Pepper：
ゼブラウッドの杢目が醸し出す味わい深い外観を持つGreen Pepperは、センターブロックとボディトップ＆バック材を密着させず、センターブロックとボディトップ＆バック材に空間を設ける構造【ミドルポジションセンターブロック（MPS構造）】を採用しております。これにより、トップ＆バック材は弦振動に対しフレキシブルに振動し、センターブロックモデルらしい芯と粘りの有るトーンと、セミアコ独特の甘いトーンとホロウ感を両立しています。【MPS構造】のグリーンペッパーの音色をより際立たせるために、シリーズ唯一のゼブラウッド2ピースをボディトップ＆バック材に採用しています。

ネック：
がっしりとした太めのCシェイプネックの通称「ペッパーネック」を4モデル共通で採用しております。 フレットはフリーダムオリジナルのステンレスフレット【06Warm】を採用、ペッパーシリーズ独特の暖かみを生かしつつクリアでスピード感溢れるレスポンスを誇ります。 指板は良質のインディアンローズウッドを採用、280Rの程よいラディアスはオールジャンルに対応するためのチョイスですね。 ペグはGotoh製【SD91-HAP-L】を搭載、ボディバランスやカラーリングに合わせてツマミの材質を選択することが可能です。

ピックアップ：
リアピックアップは4モデル共通でペッパー専用ピックアップであるFreedom CGRオリジナルの【Pepper SPTE】が標準装備。ペッパーシリーズのレスポンスと鳴りを最大限に生かすクリアでニュアンス豊かなサウンドが特徴です。フロントピックアップはレッド、ブラウン、ブラックの3機種ではFreedom CGRオリジナルの【Hybrid Humbucker Covered】が標準装備、クリアな音質と後述のコイルタップコントロールと合わせ最大の威力を発揮するセットです。セミオーダーではVooDoo PickupやTV Jones TV Classicなど、よりヴィンテージ感を求めたり専門性を強めたりと、お好みのサウンドを追求できます。（コイルタップコントロールはHybrid Humbuckerのみ）。 グリーンペッパーのフロントピックアップは、ゼブラウッドのクリアな特性を生かす解像度と粘りが特徴のFreedom CGRオリジナル【F-90 Soapbar】が標準装備となります。セミオーダーではVooDoo PickupやTV Jones TV Classicなど、こちらもよりお好みのサウンドを追求できるシステムとなっております。

コントロール：
3wayセレクタースイッチ、1ボリューム（ハイパスコンデンサー標準装備）、1トーンが基本となります。フロントピックアップに【Hybrid Humbucker】が搭載されたモデルにはコイルタップコントロールが搭載されます。片側コイルをOFFにするのではなくボリューム的にカット量をコントロールすることでソープバータイプのような芯と粘りを両立したサウンドメイクをも可能としています。

パーツ＆カラー：
ピックガード、スイッチノブ、ハードウェアのカラー（シルバー、ゴールド）といったルックスに関わる部分、ブリッジサドルの材質（ブラス、スティール）といったサウンドに関わる部分もお好みでチョイスできます。Freedom CGRの素晴らしい塗装技術がお楽しみいただけるフィニッシュはポリが基本フィニッシュとなっており、アップチャージにてラッカーが選択可能です。ポリはペッパーシリーズのスペックを最大限に発揮するフィニッシュですが、ラッカーフィニッシュにすることで、より倍音の豊かな1本となることでしょう。基本カラーはペッパーシリーズのために用意された9カラーからチョイス、メイプルトップのモデルではさらにバリエーション豊かなカラーリングが用意されております。カラー選びはペッパーシリーズセミオーダーの最大の楽しみともいえる項目ですね。

RRS Bravery：
Freedomのフラッグシップモデルとも言えるセットネックモデル「RR」シリーズの完成されたアウトラインを引き継ぎつつも武骨にブラッシュアップされ、 その印象は全くの別物。コンセプトの「ワイルド＆ラフ」を体現しております。

ヘッド：
ナットへの横方向の負荷を抑え、またテンションバランスに優れた距離が計算されたペグ配置、14度のヘッドアングル、 さらには高低調整可能なペグポストを持つGotoh「HAP」ペグの採用など、ギターの「顔」になる部分ながらデザインだけには留まらないコダワリが垣間見えます。

ネック：
手応えのあるグリップ感のラウンドシェイプながら贅肉のないスマートな握り心地、 そしてフレットの有効幅をしっかりと取りながらも丁寧に仕上げられた指板とフレットのエッジの滑らかさで握り心地に違和感を感じさせない気配りが光ります。

指板＆フレット：
厳選されたローズウッドを用いた指板は305Rのゆるやかな丸みを帯びた指板面に仕上がっており、指板エッジの処理を丁寧に丸め込むことで握り込んだ時のフィット感はもちろん、 様々なプレイスタイルに応じた演奏性が得られます。フレットはFCGRオリジナルステンレスフレット(Warm)が搭載されています。 ステンレスフレット特有の滑らかな演奏性を維持しつつ温かみのあるサウンドも両立させた非常に使い勝手の良いフレットです。

ボディトップ：
流れるようなオフセットデザインの非対称ボディによるハイバランスな演奏性とトラッドな高めのポジションではなく、 通常～やや低めのポジションにもマッチするエルボーコンターの形状が、多くのギター製作から練り上げられた経験を表します。

ボディバック：
トグルスイッチパネルの落とし込み加工にご注目を！エルボー部同様にこだわり抜かれたバックコンター形状とトグルスイッチパネルの干渉を回避するため、 安易に位置を変えることなく手間のかかる加工をいとわない職人のプライドがここに！

ピックアップ：
単体販売にても好評を博している、可動ポールピースとスタッガードポールピースを組み合わせ、後述のコイルタップコントロールと合わせ最大の威力を発揮するフリーダムオリジナル「Hybrid Humbucker」をチューンオーマチックタイプブリッジの弦ピッチに対応させ採用しております。セミオーダー時には、この「Hybrid Humbucker」と、エッジと解像度に粘りをプラスしたソープバータイプのフリーダムオリジナル「F-90」をフロントに、また両方に選択も可能です。

コントロール：
スタンダードな4ノブ構成のルックスながら、マスターボリューム・マスタートーン、そして各ハムバッカーのコイルタップコントロールとなっております。 片側コイルをOFFにするのではなくボリューム的にカット量をコントロールすることでソープバータイプのような芯と粘りを両立したサウンドメイクをも可能としています。
※F-90搭載機はコントロールが異なります。

Retro Spective：
STタイプとTLタイプのラインナップにFCGRオリジナルハードウェア&ピックアップや、VooDooピックアップの搭載など、100年保証を約束するFCGRのこだわりが細部に渡って盛り込まれております。

ネック：
50年代をイメージした肉厚なグリップから60年代を彷彿とさせる握りやすいネックグリップまで様々なバリエーションからセレクト可能。

指板＆フレット：
ローズ指板とメイプル指板のセレクトが可能となっており、指板ラディアスも3パターンから選択できます。 FCGRオリジナルのステンレスフレットは"スピーディ"と"ウォーム"の2種類があり、それぞれに豊富なフレットサイズが用意されているため、プレイヤーのニーズに合わせた組み合わせが可能です。

パーツ：
弦の摩擦を減らし、より安定したチューニング精度を保つFCGR Original Oiled Nutを採用。 ストリングガイドの形状(丸型or波型)のセレクトやプラスチックパーツのカラー、ハードウェアのカラー指定等、様々なバリエーションが用意されております。

ジョイント部：
FCGRの巧みな技術の1つが「トルク・マネージメント」と呼ばれるビスの締め具合でサウンドの質を変化させる技術です。PG止めビスからペグビスまで調整を行いますが最も効果が得られるのがネックジョイント部です。

ボディ：
基本スペックのアルダーボディ以外にもアッシュボディや1-Piece材のセレクトも可能となっており、充実したボディ鳴りは厳選された木材を有するFCGRならではのこだわりの1つでもあります。 ボディフィニッシュにはラッカー塗装、ポリ塗装が用意されております。技術の高さを物語る極薄塗装はボディマテリアルの良さをしっかりと引き出しております。

ピックアップ：
プレイヤーの感性に対して素直な表現力を持つFCGRピックアップ。ピッキングニュアンスに対する反応の良さはFCGRが組み込むギターとの相性も抜群のクオリティです。 定評のあるVooDoo Pick Upの選択も可能です。

ブリッジ：
FCGRオリジナルのブリッジアッセンブリー。STタイプではアーミング時のチューニングのズレや弦切れを抑えるための構造に加え、 ヴィンテージさながらの音色再現や弦にかかる負荷を減らした構造などサウンド面と機能性において非常に優れた特性を持つハードウェアです。