心斎橋プレミアムギターズ Fender Tube Amp Collection

'59 Bassman LTD試奏レポート

小藪によるインプレッション

小藪によるインプレッション
レンジ感が広いだけでなく、低域から高域まで非常にバランスが良い、やはり定番であるに相応しい貫禄のあるサウンドです。ピッキング・レスポンスも早く アルニコ10インチならではのキラキラした倍音成分もしっかり含んでいるので、カッティングはもちろん、ロカビリーやラグ等のパッセージの早い奏法にも向いてる んでしょうね。このアンプに関しては、1年ほど前に買っていただいたお客様が「1年ほど経ってだいぶ柔らかさが出てきて良くなってきたよ!」というご意見もいただいたこともあり、やはりパイン材単板キャビネットという仕様も含め'57TWIN AMP等と同様、弾けば弾くほどキャビネットやスピーカーがエージングされて固さが取れる事により、倍音もMIXされてどんどん良くなっていくんでしょうね! もともとベース用に設計されたアンプなのでノーマル・チャンネルのプリ・チューブを12AY7に交換してベースで鳴らしても、最近のモダンなベース用アンプでは 出しえない温かみと深みのあるサウンドが得られます! 今ではギタリストの使用が多いですが、Lo-Fiな温かみのあるサウンドをお求めのベーシストの方にも是非試していただきたいです!

松本によるインプレッション

松本によるインプレッション
やっぱり渋いですね!! 新品なのにこの枯れた感じのクリーンとドライブは病みつきになる方多いのではないでしょうか。使いこんで行けば傷はもちろんの事、ツィードクロスの色身も変わって、只ならぬオーラを放つアンプになる事間違いなし! キャビネットはフィンガージョイントのパイン材。キャビの鳴り感は素晴らしく大音量でもしっかりとサウンドをまとめているからこそ、このタイトでストレートなドライブサウンドがアウトされるのでしょうね。コンボア ンプの醍醐味を存分に味わう事が出来ます!
チャンネルリンクを使えば図太さとゲインを加える事ができるので「どうも線が細く弱々しい」「一人で弾くのには良いがアンサンブルでは掻き消されてしまう」などの弱点を補う事が出来るのでどんどん活用するべきです! またプリ管のチェンジも行なって欲しいですね!12AY7であればクリーンサウンドからおいしいクランチを高い音圧で得られるようになるのでニュアンス勝負の プレイヤーは12AY7に交換の上、ブースターが足元にあれば最高ではないでしょうか。

Fender '59 Bassman LTD

Fender '59 Bassman LTD


■Output : Output : 45W ■Tube : 12AX7x3、USA 6L6GEx2、5AR4x1 ■Speaker : 4x10”Jensen P-10R speakers  ■Controls: Presence、Middle、Bass、Treble、Vol.Bright、Vol.Normal ■Weight : 24.1 kg ■Size : 56.8 (H)x59.7 (W)x26.7 (D) cm