
2015年で創業25周年を迎えたBreedloveは、1990年に当時Taylor Guitarsに勤務していた「ラリー・ブリードラブ」と「スティーブ・ヘンダーソン」によって設立。立ち上げ時は木材やパーツ、製作機材などの供給をTaylor社から受けるなど、多大なる支援があっての船出となったそうです。
その後ラリーの兄「キム・ブリードラブ」が合流。これによりBreedloveの基盤が完成しました。キムはギターやマンドリン、バンジョーなどのプレイヤーでもありながら、インレイ職人としてのキャリアも積んでいたことで、その美しいインレイワークがBreedloveの象徴の一つとして確立したのです。その後しばらくしてラリーは再びテイラー社へと戻り、スティーブもメーカーを離れることになりましたが、キムのビルダーとしての才能が開花したことで、今日の成功を収めるに至りました。ここ日本においてもフィンガーピッカーから絶大な支持を集めるグラミー賞受賞アコースティック・ギタリスト「エド・ガーハード」を筆頭に、あの「マドンナ」や「サミー・ヘイガー」といった超大物ミュージシャンらが使用するなど、アメリカ本土で不動の人気を得るブランドへと成長したのです。
そして2010年頃からは、現在のブランドオーナーである「トム・ベデル氏」が興した会社「Two Old Hippies」との協力体制を開始。規模を拡大したことでラインナップの充実化と製作技術の向上を実現し、ヨーロッパ各国やここ日本においても人気・知名度共に急上昇中となっております。
その大きな要因として、ブランドを傘下に収めながらもその独立性と経営理念を尊重しスタッフも入れ替えることなく、Breedloveの魅力をさらに引き出したトム社長の存在が挙げられると思います。それは今回の訪問で確信に変わり、自身の名を冠したギターブランドも持ちながら、Breedloveへのリスペクトを忘れない社長の寛大な人柄に触れることができました。そのトム社長から日本の皆様へのメッセージを頂く事ができましたので、「クラフトマン・インタビュー」にて是非ご覧ください!