■Friedman Pink Taco V2 Combo [Tweed Tolex]
ギタステではなくアンプステーションの入荷品ですが、そこのスタッフの小林に弾いて貰いながらゲインやスイッチ類、EQを触っては俯瞰で見る意識でちょっと離れて聴いてみたりを繰り返して持った感想をお知らせします。
ハーフオープンバックで12インチ1発、CelestionのG12M-65 Creamback speakerが載っているのでスペックからの勝手なイメージは、高域がきつくはなく、面で出ながらもハーフオープンの特性で広がりが出て、ガツガツ前にでは無い感じのイメージ。
それにこのハイゲインのPink Taco V2のヘッドが載った足し算は「ん?どうだろね。合うのかな。」と言うのが弾く前に小林と話し、軽く意見が互いに合ったところから始めました。
驚いたのが、CreambackがそんなにPink Taco V2の高域を干渉しない、いやそれどころか65Wと広めのヘッドルームが相まってトップエンドのディティールが鮮やか。
という事は、Fat SWを入れるとしっかりとビーフィーなボトムが現れる。上が出た分、下も出るのは定石。こんなに太い音が出る112コンボをほぼ知らない。Fat SWを切ってBassを上げる、入れてBassを切るを繰り返す。どちらもニュアンスが変わる。
Saturation Switchを入れると更にゲインが上がるが少し出音のスピード感が緩むので、程よい飽和感を得る意味の他に、鋭い立ち上がりを抑える様な感覚の方がピンとくるかと思います。
もちろんクリーン寄りでのセッティングでもok。クリーン寄りの方がキャビネットとスピーカーの特性に合っている印象。ただ、それをPink Taco V2のポテンシャルはそれを許さない。
ゲインを3時ぐらいまで上げて音量を上げると、もうあれがこうでこれがああでは関係なく、揺ぎ無いPink Taco V2サウンドがただ耳に体に、割とえげつないスピードで当たってきます。
Pink Taco V2 Headをギタステにあるクローズドの2発、4発で鳴らした時に、中々に迷惑度の高いギンギンなアンプだなぁと思っていただけに、このハーフオープン112と言う制約はかなり理にかなった仕様だと思いました。
是非お試しください!