Pro-co RAT(RAT1)は1981年からTONE表記がFILTERに変更になりました。その頃のエッセンスをブランドネームに盛り込んだRATインスパイアモデル。
この手の荒々しく歪むペダルは一貫してファズと呼ばれていた為、近年「ディストーション」と言った呼び方が一般化される前の名残でカテゴリ:ファズになる事が多いですね。
DRVですが、電源部に昇圧回路に使われる事が多いLT1054CPが入っているので、恐らくハイヴォルテージ仕様になっています。これによってダイナミックレンジが広がる為、非常にアンプライクなニュアンスになりますね。
オペアンプはTL082CPが入っており、特性としてはシャープでロー少な目。ディストーションに使うと非常にバランスの良い、LAメタルやブラウン系の様なサウンドになります。
これらの組み合わせによって、出音は非常にキレの良い、推進性を感じるディストーション。ノイズ少ない解像度の高いトーンになっていますので、このDRVは布袋さんが良く言う「歪みに汚れは要らない」的なクリアなディストーションサウンドの1つだと思います。
下記の掲載アイテムは、所謂RAT系。RAT1またはRAT2の基盤配線図をベースにインスパイアされた現代系モデルなどです。
まぁ、結局、RATなんですよね。