■DURACELL PROCELL
その昔、時代背景としては狂牛病の頃にイギリスへ行った事がありまして、お昼に入った英マクドナルドのメニューは全てチキンでしたね。
そんな道中でロンドンのカメラ屋をちょっとのぞいたところ、カウンターの後ろの棚にDURACELLバッテリーがサイズ別にずらっと並んでいたのがずっと記憶に残ってまして。
今想えば、当時の充電池の性能を考慮するとカメラのフラッシュに耐えうるものは無かったのではと。そうすると、高容量で高消費電力対応でないと連続でのフラッシュ撮影には耐えられない事で、それに応えられるDURACELLがチョイスされていたのかなと勝手にこじ付けます。
そうすると、密度の高い電気をほぼ同じパフォーマンスで長い時間供給出来る特性を持っているという事は、エフェクターの本来持っている最大値に近いパフォーマンスが得られやすく、それが長い時間保ってくれると言った事になりますでしょうか。
入社して間もない頃に、諸先輩達から挙って「カメラのフラッシュに使う電池が一番音がいい」と聞かされていたのを今頃にふと思い出す。
それってDURACELLの事だったのかな。
【余談】
「ハイパワー」などの謳い文句が無く、単に「長時間長持ち」とだけ宣伝が打たれているアルカリ乾電池は、少しずつ供給する事で長持ちさせていますので、例えば歪み系に使用するとパワー不足でハウリングが起きやすくなったりします。フェズファクトリーに使用するとツマミが効かなくなってずっと一定音で発振する状態になったります。私の所感としてはこの「スタミナ特化型アルカリ乾電池」が最も楽器には合いませんね。