Mark Tremontiはロック界をリードするギタリストの1人。Creed、Alter Bridgeのギタリストとして大成功し、今もギタリスト、ソングライターとして活躍中。Creedのデビュー・アルバム『My Own Prison』発表後のツアー中に、PRSギターを使ってみないかと打診されたのがMarkとPRSとの関係の始まりでした。
「PRSからオファーが来たときは、飛び跳ねて喜んだよ。高校や大学時代にはいくら欲しくたって買えないブランドだったからね」-Mark Tremonti-

PRSはMarkのもとへMcCartyモデルを送り届け、彼はすぐにそれを気に入り、一時期はMcMartyのみをプレイしていましたが、究極的には彼自身のプレイスタイルにマッチしたギターが必要だと感じるようになり、これがMark Tremontiモデルの出発点となりました。彼のオーダーは、パーム・ミュートを多用するバッキング時にもう少しパワーのあるピックアップにしたい、スラッシュ・メタルやシュレッド、トラディショナルなブルーズから影響を受けた彼自身のスタイルに合ったネックにしたい、というものでした。そして完成したのがパターン・シン・ネックのMark Tremonti Signatureです。

ボディはマホガニーバック＆カーブド・フレイムメイプル・トップ、ネック材にはマホガニー、指板材はローズウッドを採用したセットネック構造。ダブルカッタウェイではメイプル・トップの厚みがありますが、シングルカット・モデルはメイプルの厚みが薄く、マホガニー材の厚みがあるのが特徴。これが重厚なサウンドの要となっています。
Pattern Thinのグリップ、PRSオリジナルのミディアムサイズのフレット等、演奏にストレスを感じさせないネックスペック。ハイポジションのアクセスに優れたジョイント部により、シングルカットにしてどのポジションでもスムーズな演奏を可能にする素晴らしいデザインで製作されています。

今回入荷の一本は、アジャスタブル・ストップテイルのブリッジを採用した一本。通常のストップテイルに比べ各弦のサドルが独立しているので、細かいオクターブピッチ調整は勿論、分離の良い煌びやかな鳴り(トーン)を生み出しています。マシンヘッドへはロック式のフェイズIIIを装備し、即座の弦交換とチューニングの安定性に優れた仕様。
ピックアップには、トレモンティ氏のオリジナルピックアップを搭載。ネックピックアップは58/15LTに近い出力感となっており、クリーンでウォームなサウンド。ブリッジピックアップは、ハイパワーピックアップの「Metal」と同等の出力を持ち合わせていますが、ローミッド寄りのサウンドにチューニングされた、低音の効いた太いサウンド。
ネック＆ブリッジそれぞれのピックアップが特性の違うタイプとなるので、バランス重視というより役割をもって切り替えて使用するスタイルに感じます。各ピックアップのボリュームとトーンが独立しているので、ポジションごとに音色をセット可能。
マーク・トレモンティ氏のプレイスタイルに合わせてカスタムされたシグネイチャーモデル。久しぶりのストップテイル仕様の一本をお見逃しなく！！

#0346758
約3.6kg
ハードケース付属