素晴らしいプレイアビリティとサウンドを誇る1962年頃出荷のジャズマスターです。

『Jazzmaster（ジャズマスター）』のデビューは1958年。1970年代後半までオリジナルスペックのリリース期間、決して安定した人気とセールスとはいえなかったようですが、昨今の人気急上昇により、ギター界においてメジャーモデルに成り上がった感はあります。

今回入荷は1962年頃の出荷と思われる1本。ボディはシェルピンクにリフィニッシュされています。スラブ貼りローズウッド指板の貴重な1本ですね。

【ボディ】
全体重量は約3.7kg。元のカラーはサンバーストで、上から褪色したシェルピンクをイメージしたカラーにてフィニッシュされています。ネックポケットやトレモロキャビティ下には元のサンバーストカラーを残しております。ピックガードはボディカラーに合わせミントガードを新たに装備しています。オリジナルパーツのくすみ等はみられるものの、きれいなコンディションといえるでしょう。コントロールノブ、アームバーは交換されています。

【ネック】
ヘッドデカールはスパゲッティロゴ、デカールシールに少々の剥げ部分はあるものの比較的きれいに残っております。チューナーは同タイプの日本製に交換済み。巻きの固さに若干のバラつきはみられるもののしっかりと機能しています。ブリッジはMastery Bridge（マスタリーブリッジ）に交換、フレット／ナットは当店にて交換済みで、素晴らしいプレイアビリティを誇ります。ヘッド厚14.0mm、ナット幅42.1mm。比較的しっかりとしたネックシェイプが採用されています。ネック裏もいちどオーバースプレーがみられますが、しっかりと使い込まれています。

【電装系】
ピックアップおよびコントロール系パーツは当時のものをキープしております。ピックアップはブラックボビンが2基、ハトメ部分のハンダはいちど外されています。倍音感豊かな艶やかなトーンが特徴で、レスポンスも素晴らしく使いやすいサウンドが魅力です。プレイヤーさんはぜひチェックしてみてください。

ノンオリジナルハードケース付属