チェリーレッドカラーがしっかりと残った1969年製ES-345TD入荷です。

1959年にGibsonシンラインモデルES-335TDのバリエーションモデルとして登場した『ES-345TD』。ステレオ仕様や独特のトーン回路等少しクセのある仕様ながら、ブルースからロックンロール、プログレッシヴと幅広いジャンルでギタリストに愛用され続ける人気モデルです。

今回入荷はかなりきれいなコンディションの1969年製、チェリーカラーの1本となります。1969年の出荷本数が合計400本強といわれる中チェリーフィニッシュは約半数、仕様面も考慮するとレアなアイテムであることが伺えます。

【ボディ】
全体重量は約3.9kg。全体的に軽くクリアーのオーバーコートがみられますがとても自然で、チェリーカラーの褪色も少なくしっかり赤みが残っているのが良いですね。ネックセットはこの時期からのノンボリュート仕様。ウェザーチェック、バックル跡、打痕、ゴールドハードウェアのくすみ等はみられるものの、かなりきれいなコンディションといえるでしょう。

【ネック】
ヘッドにはロゴ周辺のトップコート剥げが確認できる雰囲気の良いコンディションです。ヘッド裏には小さなボリュートが確認できます。チューナーは少々巻きの固さにバラつきはあるもののしっかりと機能します。フレット／ナットは交換済み、減りもほとんどなくプレイアビリティはとても良好です。ナット幅40.2mm。幅の狭いナット幅ながらがっしりと厚みのある特徴的なネックシェイプとなります。ブリッジサドルはナイロン製に交換済みです。

【電装系】
ES-345TDのクセの部分といえるステレオ仕様は現在モノラル配線に変更しています。ピックアップは当時のステッカードTトップを2基そのままキープ。モノラル仕様変更の際に磁極入れ替えのためブリッジピックアップカバーはいちど外されています。リアトーンPOTのカバーは外されています。ES-345TDシリーズの魅力のひとつである、ヴァリトーンコントロールはしっかりと生きているのがファンにとっては嬉しいところです。ES-345の見た目そのままにES-335と同様の使いやすさを実現しています。パワー感がしっかりあるパリッとしたオールドESサウンドをお楽しみいただけます。

ハードケース付属