Deviser One Day Guitar Show 2022選定品
見た目もサウンドも個性的な木材を用いたモダンスタイルのHOFCモデル。

新設計のボディシェイプ「HOFC」にて製作がされた今回のモデルは、従来のカッタウェイシェイプの「HC」ボディをベースとしながらもボディの厚みを約11mm厚くし、ボディ内部の体積を増やすことでより豊かな低音とボディ鳴りを実現しています。
また、ハイポジションまで安定するフィンガリングを可能としたボディシェイプで、カッタウェイ形状が「フローレンタインカッタウェイ」タイプで製作されています。ハイポジションの演奏性が高くプレイアビリティもさることながら、豊かな中音域のサスティーンやズッシリと響く低音域のレンジも一つの特徴となっています。「フローレンタインカッタウェイ」は製作難度が非常に高く、熟練の職人でも数ヶ月でに数本しか作ることができません。現在のHeadwayでは完全限定生産となっており。美しさゆえに作業工程に求められる職人の高い技術が要求されるハイクラスモデルらしい仕様で製作されています。

ボディ材はサイドバックにフレイム杢の入った希少な杢目のエキゾチックウッド、アフリカンチェリーが使用されております。この木材は軽快なアタック感と明るいトーンが魅力のアフリカンチェリーは、安定性が高く重硬で加工もしやすい木材でトップ材のアディロンダックスプルースの倍音豊かな木材と組み合わせることで、迫力の低音域と広がりのある高音域を奏でます。

ネックにはアフリカンマホガニーとエボニーの組み合わせで製作されており、ネックグリップにはHeadway史上最高の薄さと握りやすさを誇る「エクストラスリムUネック」を採用。握り込むスタイルでも弾きやすく、今までのHeadwayの特徴であった厚みのあるネックとは一線を画す新しいネックグリップで、従来のHeadwayの強みである堅牢性を損なわないためにネック内部にカーボンサポートの補強を行い、薄さと剛性の両面を重視しました。カーボンサポートが入ることによりレスポンスの良さとサスティーンも向上し、堅牢性とサウンドの両面に効果をもたらします。

ヘッドのデザインはスタイリッシュなボディに合わせ、マスタービルダー安井雅人が自身のカスタムショップモデルで主に使用している「Y500」ヘッドのデザインが採用されています。ヘッド上部に凹みがあり、緩やかにアールのついたヘッド側面が特徴的なヘッドストックです。

デザイン・サウンド・演奏性のどれをとっても特別感をもって仕上がった1本。
フィンガースタイルの方は勿論、アコースティックギターファンすべての方にオススメできるモデルです。

※製品の特性上、杢目、色合いは一本一本異なります。