Noah’sark Octopass8 Review#7

Review

池部楽器店がオヤイデ電気と共同開発したラインケーブルNoah’sArk Octopass8のモニターを頼まれまして、
楽しそうなので二つ返事で承諾、先日早速試してみました。
我が家の制作スタジオにてミキサーとパワードモニターをつなぐXLRケーブルとして比較しました。
スタジオのパワードモニターはFOCAL SHAPE65。
GENELEC-ADAMと渡り歩いて一番ナチュラルに感じるこれで落ち着いてます。
モニター用ミキサーはSSL SIX、正確で信用できるミキサーです。
ダブミックスなど色付けしたいときはビンテージのミキサーなども使いますが、基本モニタリングはこれでやっています。
リファレンスの音源は現在制作中の山頂瞑想茶屋のEP曲”dx loop 96″(仮)と、Barrio Lindoの新しいEPから”Higashi”の2曲で確認しました。
比較したのはいつもよくスタジオで使っているカナレの標準的なケーブル、個人的に自分のリファレンスになっているベルデン88760ケーブルを使った自作ケーブルです。
■3種のケーブルの比較
・カナレ
いつものカナレの音。特に色気もないが基本的に正確。
でも今回の他のケーブルたちと比べてしまうと平面的というか繊細さも二段くらい低く感じてしまう。
・Belden88760自作
いつもの自分の好みのリファレンスケーブル。
繊細さとつやがありややドンシャリ気味で音が豊かになる感じが好みの88760の音。
でもOctopass8と比べると解像度が若干落ちるようです。
・Noah’sArk Octopass8
まず繋いで最初に感じたのは情報量の多さ。
Barrio Lindo / Higashiのイントロのシャラシャラしたパーカッションの繊細な響きがここまで聞こえるのにちょっとびっくり。
自分の仮曲dx loop 96のドラムの定置もくっきり、アンビエントのノイズも細かいところまではっきり聴きとれる。
全体的に音がにじまない、これはすごい。
■感想
ここまで正確に音がにじまないで再現できるケーブルは初めてでちょっとびっくりしました。
やっぱりシールドの違い、対ノイズ性能の違いなのかな。
音のフォーカスがぼやけずにクッキリした音像を描くのが快感でした。モニター用はこれで行こうかな。
作業がぐっと捗りそうです。
Artist Profile

Sancho Meiso Chaya (山頂瞑想茶屋)
Shin Sasamaのダブ/エクスペリメンタルプロジェクト、Sancho Meiso Chaya。元レゲエマニア。その後電子音楽に影響を受けソロ活動を開始、ライブやリリースを各方面で行う。
00年代にはCool Wise Man、Cutivatorなどのバンドで活動。その後Sancho Meiso Chayaとしてソロ活動を開始する。東京を拠点に日本各地で活動しながら海外での活動も活発化、ハンガリーのOzora FestivalやクロアチアのMoDem Festival、ポルトガルZNA Gatheringなど、ヨーロッパ、アジア、オセアニアと活動の幅を広げている。2016年にセルフレーベルであるKOMA TokyoからSancho Meiso Chayaとしてのファーストアルバムをリリースした後、数枚のアルバムとシングルをリリース。20年代にはBoshke Beats, Sabi, Totem Traxxなどのレーベルでも音源をリリースしている。
一方で2010年代にはKatsuya SanoとのユニットLo Hypeとしても活動、Ibadan Recordsなどでリリースを重ねた。2020年代にはYuta Chaya、Chaya&Kojiro、Sancho Meiso Chaya & Koyasなどのセッションプロジェクトでも活動、数々のリリースを行なっている。
Sancho Meiso Chaya is the dub/experimental project of Shin Sasama, a former reggae enthusiast who later transitioned into electronic music and embarked on a solo career, performing and releasing music across various platforms.
In the 2000s, he was active in bands such as Cool Wise Man and Cultivator before launching his solo career as Sancho Meiso Chaya. Based in Tokyo, he has expanded his activities both domestically and internationally, performing at renowned festivals like Ozora Festival in Hungary, MoDem Festival in Croatia, and ZNA Gathering in Portugal. His presence continues to grow across Europe, Asia, and Oceania.
After releasing his first album as Sancho Meiso Chaya in 2016, he has followed up with multiple albums, singles, and contributions to various compilations. Throughout the 2020s, he has been actively releasing music on labels such as Boshke Beats, Sabi, Totem Traxx.
In addition to his solo work, he collaborated with Katsuya Sano in the 2010s as part of the duo Lo Hype, releasing music on labels like Ibadan Records. More recently, in the 2020s, he has been involved in various session projects such as Yuta Chaya, Chaya & Kojiro, and Sancho Meiso Chaya & Koyas, consistently releasing new material.
Links
http://koma-tokyo.com/
https://linktr.ee/sanchomeisochaya
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