Noah’sark Octopass8 Review#12

Review

細川 雄一郎

Octopass8はラインケーブルとのことですが、ギター、ベースの演奏環境でも十分に活躍できるように思えました。
多くのインストルゥメンツケーブルと比べても、上から下まで余裕を持って再生できているような印象で、無骨でかっこいい音で出力されます。
特に低域の高い解像度は特徴的で、太い音がゴツゴツと鳴ります。

楽器に直接繋いでも、エフェクターなどの後段に繋いでも、変化に多少の差はあれど特徴点は共通していて、
太く、解像度の高い、無骨な音色がこのケーブルのキャラクターなのだと思いました。

旧来のギター的なレンジにフォーカスされたケーブルでは全くないため、
現代の広いレンジを取り扱う環境下で重宝するのではないでしょうか。

もちろん、音源、ドラムマシン、シンセサイザーなどのライン信号を通しても素晴らしく、存在感、強度の高い音色が再生されます。

Artist Profile

細川 雄一郎/Yuichiro Hosokawa
CULT/エフェクター研究家

大手楽器店にて約10年間、エフェクターの専任として勤務し、
多くの著名なプロミュージシャンから信頼を集め、2016年に独立。
並行して担当していたGuitarMagazine、The EFFECTOR book、Bass Magazineでの連載コラム、
YOUNGGUITAR、各種ムック本などでの執筆活動を続けながら、ギターテックとしても活動。
エフェクターのコレクターとしても世界に名を知られており、自身のエフェクター専門ウェブショップ

“CULT”
https://www.cult-pedals.com/

を2018年にオープンし、
2020年には自身のコレクションに関する書籍“CULT of Pedals”を執筆、リットーミュージックより出版された。


Product

Development Series

Octopass 8

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