Noah’sark Octopass8 Review#11 – 別所 和洋

Review

約3ヶ月に渡ってOctopass 8を試させてもらい、ライブ、宅録、レコーディングなどで使用した結果わかったこととして、以下が挙げられる
▪️初めて触った時の取り回しが大変そうという感想は払拭された。むしろ、キーボードで利用する場合、足元にD.Iを置くので長さを選べば(私の場合は2.8m)むしろケーブルの硬さは見た目的にもプラスになる。
▪️キーボードに使用するケーブルとして求める事は、家で仕込んだ音がなるべく現場で同じように出て欲しいという事。ヘッドフォンや家のスピーカーで確認した音が現場で印象が変わるという事を誰もが経験するはずだが、Octopass 8は比較的それが少ないと感じた。
ローインピーダンスの楽器を想定して作られており、クセがなく、レンジが広い本製品の特徴によるものだと思う。
▪️自宅の電源環境だとノイズが出る事がしばしばあるが、このケーブル使用時はあまり感じていない。個人の感想レベルではあるが、カテゴリ7のLANケーブルを使用していたり、二重シールドなどの構造的な特徴のおかげかもしれない
このように、3ヶ月の使用後に、私としてはキーボーディストがライブやレコーディング、宅録で使うケーブルとしては非常に都合がよく、さらにそのクオリティから考えるとコスパのいい製品であるという印象を持った。
Artist Profile

別所 和洋
埼玉県和光市出身。6 歳よりピアノを始め、18 歳でジャズに出会う。大学卒業後、プ
ロミュージシャンとしてのキャリアをスタート。「Yasei Collective」、「Gentle Forest Jazz
Band」などのバンドに所属し、現在は自身のプロジェクト、「パジャマで海なんかいか
ない」や、SUGIZO 率いる「SHAG」のメンバーとしても活動。そのほか、レコーディング
やライブのサポートミュージシャンとしては、藤原さくら、Ovall、竹内アンナ、ACO、
ACIDMAN、CHARA、go!go!vanillas、bonobos、SUGIZO、Keishi Tanaka、UNCHAIN、
androp、Micheal Kaneko、Scoobie Do、THE BAWDIES、LOVE PSYCHEDELICO、二階
堂和美、森山直太朗、坂本真綾、中山美穂、米津玄師らと共演(順不同、敬称略)
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