【リユースコラム】そのMartin(マーチン)アコースティックギターがいつ作られたのか調べてみよう

こんにちは!アコースティック担当の馬場です!

今回は名だたるミュージシャンも愛用するアコースティックギターブランド「Martin(マーティン/マーチン)」の製造年の調べ方をご紹介します。

家電など身の回りにある工業製品の多くには製造番号(シリアルナンバー)が記されています。ギターも例にもれず、楽器本体のどこかにシリアルナンバーが記されていることがあります。

ブランドによってはシリアルナンバーで製造月日や何本目に製造されたかまで解るものもありますが、マーティンの場合は細かい月日までは分からないものの、意外と簡単に何年製なのかは調べることができます。

マーティンのシリアルナンバー

では、Martinのシリアルナンバー判別につきまして・・・の前に、そもそもモデル名やシリアルナンバーが記載されている場所が判らないという方もいらっしゃるかと思いますので、まずはそこからご紹介します。

マーティンは、ボディ内部のネック側にモデル名とシリアルナンバーが刻印がされており、カスタムショップのモデルは「Custom Shop」と書かれております。

ボディ正面のサウンドホールからネック側をのぞき込むと、このようにモデル名とシリアルナンバーが見えます。
こちらはモデル名のところにCustom Shop(カスタムショップ)と記されています。

マーティンのボディサイズ

ボディは大きく分けて「ドレットノート」「0(オー)」「OM(オーエム)」があります。

「ドレットノート」:寸胴気味で厚みのあるボディシェイプ。基本的にスケール(ナットからブリッジまでの長さ)は25.4インチ(645.2mm)仕様。

Martin D-28 Standard

「0(オー)」:クビレあり、ボディ厚は薄めのシェイプ。数字のゼロの個数順で大きさが分かれており、「0(シングルオー)」「00(ダブルオー)」「000(トリプルオー)」「0000(クワッドオー)」という感じで、4段階で大きくなっていきます。基本的なスケールはドレッドノートよりも少し短い24.9インチ(632.5mm)。

Martin OOO-28 Standard

「OM(オーエム)」:000(トリプルオー)のシェイプで、スケールはドレットノートと同じ25.4インチ(645.2mm)仕様。

Martin OM-28 Standard

というように分かれてます。

慣れれば形を見ると大体なんのモデルか一見でも解るようになりますが、カスタムショップのモデルは木材や仕様が特殊な組み合わせになったりするので、見た目やモデル名で仕様の判別が難しくなってきます。
そのため、買取査定の際などでは付属仕様書の有無や国内代理店を介した正規輸入品かが大切になってきます。(仕様書は国内輸入時に付属されていないモデルもありますのでご注意下さい)

モデル名の数字が示す仕様の違いは結構細かくて、今回では書ききれないので、別途あらためてご紹介いたします。


では、肝心のシリアルナンバーでの年代判別なのですが・・・実はUSAモデルは1898年から現在まで製造年の判別が可能です。

文字で記載をすると膨大な文量になってしまいますので、公式のマーティンクラブJAPANに実は表が掲載をされております。

マーティンギター ラストシリアルナンバー 一覧
https://www.martinclubjp.com/serialnumber/

※引用元Martin Club Japan

表の見方としては、記載番号がその年の最後のシリアル番号になっています。

(例)2019年の最後が2366880・2020年の最後が2454224 なので 
   シリアル2366879の場合は「2019年製造個体」
   シリアル2366881の場合は「2020年製造個体」

ぜひお持ちのギターも調べてみてください。


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