2015年3月31日(火)、若者による若者の為の22歳以下限定ライブイベント、
「YOUNG GENERATION U-22 vol.2」が秋葉原クラブグッドマンにて開催され、
総勢10組がライブ・パフォーマンスを披露し、大盛況のうちに幕を閉じました。
出演された皆様、ご来場のお客様に御礼申し上げます。 こちらでは、当日の模様を写真とともにご紹介致します。
まず、トップバッターから元気いっぱいのパフォーマンスで登場した「Retorta'n Smokey」。ポップで取っ付きやすいメロディに、ソウルフルなリズムアレンジを織り交ぜ、ポップスからブルース・テイストの楽曲まで、幅広い音楽を吸収してきたことが伺えるステージは、それぞれの技術がしっかりと土台になって作られたものでした。
2番手は、迫力あるギターカッティングとハイトーンボイスで、十代の青春を歌う17歳現役高校生シンガー「かまけん」。落ち着いたMCやライブ中の煽りも含め、ステージ慣れを感じさせる、堂々としたライブを披露。年齢を重ねて様々なものを吸収した際の、より幅広く捉えた自身の歌を是非聴かせてほしい、これからの将来も楽しみなステージでした。
続いて3番手は、バンド名である「勢いと音量」を体現するかのように迫力あるライブを繰り広げる、ギター&ボーカルとドラムによる2ピース・オルタナティブロックバンド。エモーショナルな演奏を土台としながらも、歌の部分をしっかりと大事にしたボーカルや、効果音的に鳴らされるパッドなどのフックも気持ちよく、その緩急をも武器としたステージは音数の少なさを微塵も感じさせないものでした。
続いて弾き語りで登場したのは、19歳女性シンガー「佐々木晴奈」。非常に落ち着いたステージングは、繊細さから憂いさまでも感じさせるものですが、意思の強さを併せ持った声が芯としてあり、その声を生かすメロディが秀逸なもの。ライブ経験が少ないながらも、落ち着いた中にほのかにスリリングさがある、彼女の雰囲気を活かす唯一のものでした。
次に登場した「かなでぃれくしょん」は、いきなりドラマCD風SEから始まり、どのようなステージが展開されるか誰も分からない展開で、それまでの雰囲気を一変。幕が開くと、キュートな歌声ながら通る声を武器としたボーカリストと、テクニカルなフレーズを武器とするキーボーディストの2人組ユニットが登場。そのキャラクターの出で立ちをチャームポイントにして、練りこまれた楽曲の完成度の高さを土台にしたエンターテインメント性溢れる、今回のイベントの中で随一のエンターテインメント性を披露してくれました。
秋葉原の世界観へ彩られたステージを、次に登場した「零時」が独自の世界観でオルタナティブな世界へ引き戻します。あえて歌詞を持たずにデタラメな発音と構成で歌うという、今回の出演者陣の中で最も独創的で挑戦的なステージングと、洋楽ロックなどの影響も垣間見える楽曲の構成と相まって、歌詞が無くしたことが反抗の様にも見えなくもない、そのバランスも秀逸なもの。さらにベーシストは今回最年少の15歳!15歳とは思えないフレーズの連発に観客席からもどよめきが起こっていました。
個性豊かなバンド&ユニット勢の中にいても、ギター1本で歌い上げる弾き語り陣の個性も負けていません。続いて登場した「紀恵」もまた独自の世界観を持った女性シンガーソングライター。詩を先に書いて曲に乗せるという作り方と彼女自身の持つチカラ強い歌声により、言葉の持つチカラが前面に出された楽曲がギター1本で紡がれるシンプルなステージにより、強く引き立てられていました。真っ直ぐな声と歌い方は聴いている側も前を向ける気持ちのよいものでした。
様々なライブやイベントを経て成長著しい、ツインギター編成4ピース・ロックバンド「ON NEXT PAGE」が登場。爽やかな歌声を武器としたボーカルと、機材面の拘りも垣間見えるアグレッシブな演奏は、平均年齢17歳とは思えない迫力あるステージングにしっかりとハマっており、今後のさらなる飛躍を感じさせるもの。今後の「伸びしろ」という点に期待のかかるライブパフォーマンスが高く評価され、同率で優秀賞・エレキギター賞を獲得しました。
いよいよ佳境となったイベントに、胸の内にある思いを吐き出す様に、繊細に歌う静岡在住の18歳女性シンガー「Ritomo」が登場。小さなカラダから自然と溢れ出る、等身大の歌の紡ぎ方は、演奏時間があっという間と感じさせる世界観を作り出します。観客に無理を全く感じさせないチカラある歌と演奏、彼女にしか出せない唯一の世界観が高く評価され、同率で優秀賞・アコースティック賞を獲得しました。
今回、大トリを飾るのは、ステージの完成度が各地から高い評価を得ている「セツナフレンズ」。バンドのキャラクター、出力される音の統一感、世界観の作り込みなどは今回随一のもの。切なさだけでなく、激しい感情の動きを表現していくバンドアレンジも見事で、常日頃からライブを重ねている経験から滲み出る堂々とした風格は、惜しくも優秀賞は逃しましたが、大トリに相応しい圧巻のものでした。
過去最多の応募を頂いた「YOUNG GENERATION U-22 vol.2」は、それぞれの個性が際立ち、
世界観、パフォーマンスの精度、伸びしろなど、全組が様々な要素を持っており、選考が非常に難航した結果、
急遽同率優秀賞として「ON NEXT PAGE」にエレキギター賞、「Ritomo」にアコースティック賞が贈られました。
「どの出演者が賞を獲得してもおかしくない」という選考時のコメントから、
現在の若手シーンのレベルの高さが伺えるものであったと思います。

「YOUNG GENERATION U-22 vol.2」