”Sugi工房探訪”

2002年、彗星の如く現れたギターブランド「Sugi」。
Sugi Guitarsのマスタービルダーである杉本 眞氏は、富士弦楽器の創業当時からのギター職人であった両親の影響もあり、ギターに関わる仕事に憧れて1976年に渡米、フィラデルフィアのELGER Coでリペアーとメンテナンスを学ぶ。帰国後、フジゲンに入社してからはIbanez、Fender、Epiphone、Yamaha、Roland、Tobias、Spector、G&Lなどなど、数え切れないほど様々なギター/ベースの試作品や、アーティストの為の楽器の企画、開発、製作に携わってきた影の実力者なのです。
その後2002年、遂に自身のブランド「Sugi Guitars」を設立。
オリジナルギターの製作で、その名は瞬く間に知れ渡りました。そして今回、遂にオリジナルベースを発売することとなりました


 このベースを初めて弾いた時、ハイエンド系にはプリアンプを搭載することが多い昨今、本機はなぜパッシブなのか?というささやかな疑問とともに「え、普通!?」と思わせられるほどの“素”な音色に戸惑いすら覚えましたが、5分、10分と弾き続けるうちに、いつの間にか手放せなくなっていることに気づきました。ミュージシャンでは、マイク・ポーカロ(TOTO)と、売れっ子セッション・ベーシストの美久月千晴氏がすでに使用中!弾き手の表現力を本当に素直に再生してくれるSugi NBB、これはまさにミュージシャンのための楽器です!ぜひIKEBEイケベグランディでご体感下さい!(イケベグランディ扱い)

   

それでは工房探訪・スタート!
   
ストックのフレイム&キルトメイプル、ホンジュラスマホガニー&ローズ、タイムレスティンバーのサファイヤメイプルなど。アメリカやカナダの材木商とパイプが太く、日本ではなかなか入手が難しい材も、直接現地で必要な材を必要なサイズで買い入れる事が可能。杉本氏が製作したい楽器用の材を確保するために努力をされているとの事でした。
   
ベースとギターのネックストック。良い材があると製作してストックしておくとの事で、製材以前に自然乾燥をしてあったとしても、その狂いを最小限にする為と、良い材が入手できない時の為のストック、との事でした。
   
私たちの判断では、"上質"と思われるマホガニー材ボディが、ジグの台に"不採用"として設置されていました。その理由について問うと「ナンカ気持ちが悪いんだよね」との返答。さりげない一言でしたが、素材をスペックで判断するのではなく"自信を持って楽器として成立させられるか否か"を五感によって決断しているマスタービルダーとしての揺るぎない経歴と実力の片鱗を垣間見た一場面でした。その他トップ材の節やシミなどについても、部分を見るのではなく、全体でサウンドにどう影響するかで判断しているとの事でした。

   
厳選された高級材の接着には、経験に裏打ちされた写真のような接着方法を採用。
   
材によりオイルの吸い込み方が異なりますが、通常、4~5回のオイルフィニッシュを経て弦を張り、狂いや動きを見ます。
オーバーナイトを経て2日ほどで安定するため、アッセンブリーを組み込み、最終調整を施し、出荷されます。
   
ピックアップカバーをパドゥークの削り出しで製作。
写真は乾燥中の状態。パーツも外注ではなく、工房内で対処、細部にも拘るクラフトマンの意思!
   
写真のクラフトマン(手だけですが。。。)はジョージ・ベンソン本人のアイバニーズGBモデルを製作していた方!技と経験が要求されるヘッドまわりのバインディング加工も見る間に作成!
   
Sugi SHシリーズに採用されている蝙蝠(こうもり)デザイン&繊細なインレイは、”Sugi若手クラフツマンによるインレイワーク”で芸術的な観点からも評価が高い!
あなただけの、特殊なインレイもご用命ください!世界レベルで対応致します。
   
トラスロッドは2本組みで、グラファイトで挟んで使用。1フレットの手前からでは利きが不安定な為、ナットより先のペグ近く迄入れて、経年変化にも対応しています。
   
ボディトップの厚みは10mm以上、見せ掛けだけのトップ材ではなく、そのサウンドコンセプトを貫くための厚み。

   
トップ&バックの材のプライは、やはり経年変化を考慮し、狂いが発生しにくい木目を選択。
   
更なる魂を熟練のクラフトマンから注ぎ込まれる、極上ボディ!
   
指板の乾燥具合は完成後のサウンドに大きく影響する為、エボニー、フレイムメイプルなど、狂いがなくなるまで乾燥させます。
   
ピックアップ手巻き機。
ピックアップメーカーに発注する時、サンプルは社内で行い、サウンドチェックを済ませてから正式発注へ。
   
出荷時には、さまざまなシステムでサウンドチェック。近年の音楽傾向が多種多様な為、機材もハイエンドかつ多様なものに。
   
製作中ボディ。
チェンバーボディの図面です。企業秘密で公開は出来ませんが、納得のサウンドで進行中!
   
左のタイムレスティンバーネックに極上のフレイムメイプルが装着され、ビルドアップを待つ!
   
ファクトリースタッフ
ウレタンの塗装以外は全てスタッフによるもの。スローハンド(ゆっくり作ろう)とスローガンを掲げ、ミュージシャンが納得出来る楽器の製作に燃える、歴戦のクラフトマンの方々。
   
ギターブランドとして認知されたSugiがベースの製作も始め、現役のトッププロミュージシャンをして「オールドフェンダーの代わりに愛用できる」と言わしめる。その力量は認めざるを得ないところでしょう。

 イケベグランディではハイエンド指向のお客様も多くいらっしゃいます。如何にその方たちが納得できる楽器を提案できるか?それが渋谷No1のハイエンド・ベースショップ・イケベ楽器イケベグランディの使命であると考えております。 Sugiギターズの製品は少数生産、ハイレベルな工房にて丹念に制作されます。ワンオフものの対応も可能な為、オーダーメイドも承ります !


タイムレスティンバーの秘密
この木片が今回のオーダー品のネックにも使用されている「タイムレスティンバー」のメイプル材です。この年輪の詰まり具合を見れば分かる通り、同じメイプル材でも、現代のような温暖化の進んだ気候で早く成長した木に比べ、100年以上前の低い気温でじっくりと時間をかけて育った木がこのタイムレスティンバーで、御覧の通り、ぎっしりと実が詰まっています。ヴィンテージの楽器に本当に良いものが多いのは、製作者の技術や情熱はもちろん、このような良質な木材が当たり前のように使われていたからなのかもしれませんね。現在は、100年以上も湖底に無酸素状態で沈んでいた丸太を引き上げて使用されるデッドストックのため、価格も非常に高価なものですが、これを使用したネックはやはり音や鳴りが全然違います。結局はその活かし方も製作者次第といってしまえばそれまでですが、、。楽器やワインなどにも言えることですが、ただ古いものが良いのではなく、本当に良いものが長い時間をかけて熟成していったものだけが真の「ビンテージ」と認められるのです。



Sugiベースのストックおよび
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■Sugiベース

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