モモセ・カスタム・クラフト・ギターは、日本屈指のギター製作家、百瀬恭夫氏の指導・監修により、(有)飛鳥工場のクラフトマン達によるオール・ハンドメイドで限定製作されています。
百瀬氏は、工場創業時から27年以上にわたり、技術の中枢として全ての製作工程の礎を築いてきました。自ら加工・製作用の各種冶具を考案し、エレクトリック・ギターの黎明期から現在に至るまで、日本の様々なハイエンド・ギターメーカーのOEMに携わってきたのです。
ギター製作には非常に多くの工程を要します。現在、多くのギター工場ではコンピューター制御のNCルーターを使用し、大量に敏速な加工をしています。NCルーターを使用すれば、時間をかけずに、外見は均一な製品を大量生産することが可能だからです。しかし、木の質は決して均一ではありません。百瀬氏とクラフトマン達は「良いギター製作には、材の質量・弾力性・響きなどの個体差に応じた加工が必要だ」と考えています。
材の個性に応じてクラフトマンが目で判断し、手で加工する・・・ヘッドウェイ工場では敢えて1950~60年代同様の手工によるギター製作を継承しています。百瀬が考案した様々な治具・テンプレート・工作機を使用し、クラフトマンの経験と技術によって1本1本オールハンドメイドで丁寧に作られています。
工場では、いくつもの工程を経たボディ&ネックの加工から、サンドペーパーを用いた磨きによる仕上げまで、細心の注意を払い、丹念に加工されます。塗装も重要な工程です。モモセ・カスタムギターはトップコートをラッカーで仕上げています(DXモデルは下地から全てオールラッカー仕上げ)。良い塗装はボディ&ネックの鳴りを充分に引き出し、同時にミュージシャンのプレイアビリティーをも引き出します。さらに最終段階の組込(セットアップ)もトータルな鳴りを引き出すには非常に重要な工程です。木部の加工から仕上げ、塗装、組込まで、全ての工程がヘッドウェイ工場クラフトマンの手と経験によって丹念に製作されています。
モモセ・カスタムギターは、伝統的なギターフォルムを継承しながら、現在のミュージシャンの求めるトーンとプレイアビリティを満たす様々な要素を備えています。今は亡き偉大なイノベーター、レオ・フェンダー、テッド・マッカーティーの素晴らしいアイデアの中には、音をよくするための部分と、効率よく作るための部分(その結果、音が良くなる場合もあるかもしれませんが)の2種類があります。サウンド向上に影響する部分は積極的に取り入れ、さらに現在のプレイスタイルに応じたアレンジを加えました。これらのポリシーのもと、モモセ・カスタム・ギターはヴィンテージ・ギターの持つ基本構造や理念を継承しながらも、プロが現場で使えるクオリティを満たしているのです。




